内閣府が5月15日発表した1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値が前期比0.2%減、年率換算で0.7%減だった。この結果、2024年1〜3月期以来、4四半期ぶりのマイナス成長となった。物価高で個人消費が力強さに欠けた。
GDPの半分以上を占める個人消費は、1〜3月期は前期比0.04%増でほぼ横ばいだった。肉や魚などの食料品がマイナスだった。また、2024年夏頃の備蓄需要が高まり好調だったパックご飯もマイナスだった。輸出は0.6%減と4四半期ぶりにマイナスに転じた。