大相撲夏場所は5月23日、東京・両国国技館で13日目の取り組みが行われ、大関大の里(24)(本名:中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋)が大関琴櫻(27)を寄り切って13戦全勝とした。この結果、残り2日で後続と3差がついたため、2場所連続4度目の優勝が決まった。
横綱審議委員会は横綱推薦について、「2場所連続優勝またはそれに準ずる好成績」と内規で定めており、この基準を満たした。これにより、第75代横綱への昇進が確実になった。
2023年夏場所、幕下10枚目格付け出しで初土俵。13場所目の今場所後に横綱に昇進すれば、年6場所制となった1958年以降初土俵では、輪島の所要21場所を抜き最速となる。日本出身力士では稀勢の里(師匠の二所ノ関親方)以来、8年ぶりの横綱誕生となる。