内閣府が8月15日発表した2025年4〜6月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値は、物価の変動を除いた実質で前期比0.3%増となり、この状態が1年続いた場合の年率換算は1.0%増だった。この結果、5四半期連続のプラス成長となった。
GDPの過半を占める個人消費は、前期比0.2%増だった。景況への打撃が懸念されたトランプ米政権による関税措置が本格発動した4月以降も、企業が関税分を値引きするなどの対応を見せたことで、影響を緩和した。その結果、輸出は2.0%増となり、プラス成長に寄与した。