インドネシアの昆虫輸出 仕向け先の97%が日本

インドネシア政府の統計によると、同国から輸出される昆虫の約97%が人気のカブトムシやクワガタなど日本向けであることが明らかになった。
同国はコーカサスオオカブトやスラウェシオオヒラタクワガタなど日本でも人気の高い甲虫類など世界有数の昆虫の生息地として知られる。同国の2021〜2024年の昆虫の総輸出量は約3,400kgで、このうち日本向けが約3,300kgを占めている。統計では4〜8月が出荷のピークだ。
同国では昆虫輸出がこれに関わる人々の生活を支えている側面がある一方、商業目的での昆虫の過剰採集は生態系の破壊につながりかねないとの声が挙がっている。このため、種類ごとに輸出量の上限も設けられているという。

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