土師の里遺跡で国内最古級の角杯土器出土 2025年12月13日歴史くらぶつなぐfujishima 藤井寺市教育委員会は、5世紀初頭のものとみられる角杯(かくはい)形土器が同市の「土師の里遺跡」から出土したと発表した。角杯はウン科の動物の角を利用した飲用器で、ユーラシア大陸の北方騎馬民族が盟約を結ぶ儀礼などで使用されたと考えられる。 角杯形土器の大きさは口径8.2センチ、器高15.9センチ、底径4.5センチ。直径2mの穴から土師器(はじき)や埴輪などとともに、廃棄されている状態で、ほぼ完形で出土した。