ロボット掃除機「ルンバ」を製造する米アイロボットは12月14日、米デラウェア州の連邦破産裁判所に連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表した。業務不振が続き、身売り先を探したが、買い手が見つからなかった。
米裁判所の承認を経て主要サプライヤーの中国・深圳市の杉川集団(ピセアグループ)系が、アイロボットの全株式を取得。ピセア傘下で再建を目指す。
アイロボットの発表によると、今回の計画によって事業は継続され、従業員への責務は果たし続けることが可能になるほか、裁判所の監督のもとで行われる手続き期間中もベンダーやその他の債権者への支払いが期日通り全額行われる。