製造業の景況感 3期連続の改善 日銀短観  

日本銀行は12月15日、12月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表した。企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、「大企業・製造業」でプラス15(前回9月調査はプラス14)で、3期連続の改善となった。
大企業・製造業の業種別では、半導体関連需要が好調な「化学」が7ポイント改善のプラス22、米国関税の影響を受けている「自動車」は1ポイント悪化のプラス9だった。
人手が「過剰」と回答した企業の割合から「不足」とした割合を引いた雇用人員判断DIは、「全規模・全産業」で2ポイント低下のマイナス38だった。人手不足感の強さは、1991年8月調査以来の水準だった。

タグ: