セーレン(本社:福井市)はこのほど、2026年1月1日付で買収したユニチカの繊維事業の再建策を発表した。この骨子は①設備の維持・後進に3年程度で100億円を投資する②新規事業にも3年で100億〜120億円を投じる③不採算事業から撤退し、初年度黒字化を目指す④雇用は維持する。
同社はユニチカの繊維事業のうち岡崎事業所(所在地:愛知県岡崎市)の事業や土地、建物、従業員を引き継ぐ。敷地は32万㎡に上り、セーレンとして最大の生産拠点となる。
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欧州最大級「ドイツ国際自動車ショー」EVで競争激化
2年に1度開かれるドイツ・ミュンヘンの欧州最大級の「ドイツ国際自動車ショー」が9月9日、始まった。EV(電気自動車)メーカー、部品メーカー含め中国の出展企業が、前回の1.5倍の116社に上り一際目立つ。フォルクスワーゲン(VW)、BMWのドイツ勢とともに、会場はEVを巡る競争が一段と激しさを増している。同ショーは14日まで。
VWはファミリー層向けの小型のEVを4車種発表した。価格を従来より下げることで需要を取り込み、この分野で20%のシェアを目指すとしている。BMWは従来より航続距離の長いEVを出展。10分間の充電で370km以上走行できるとしている。中国メーカーも充電の速さや価格の安さを”売り”にした、新型EVを相次いで発表している。