岸田首相は11月29日、30日午前0時から世界のすべての国・地域を対象にビジネス目的などの外国人の新規入国を原則禁止することを明らかにした。南アフリカで確認された新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染が、渡航者により広がりを見せていることを受けたもの。
岸田氏は「オミクロン株の病毒性や感染力など、まだ世界的に専門家の分析が行われている途上の状況にある」としたうえで、「わが国として最悪の事態を避けるため、緊急避難的な予防措置として、まずは外国人の入国は11月30日午前0時より、全世界を対象に禁止する」と述べた。