アルセロール・ミタル(AM)と三菱重工業は7月8日、AMがベルギーで保有するゲント製鉄所で回収した二酸化炭素(CO2)を一酸化炭素(CO)へ転換する世界初の実証実験を開始したと発表した。CO2再利用に関する先進技術を持つベルギーのディ・カーボンと協働、同社のプラズマ変換技術を初めて実証する試験となり、ゲント製鉄所はこの一連のプロセスを実証する世界初の製鉄所となる。
今回の実証実験は、三菱重工が関西電力と共同開発したCO2回収技術「Advanced KM CDR Process(TM)」の本格的な導入に向け、ゲント製鉄所で実施されているCO2回収実証試験の適用範囲を拡大するもの。