兵庫県の斎藤知事のパワハラの疑いなどを告発する文書を巡って、県議会の百条委員会で同知事に対する証人尋問が行われた。知事は様々なケースにおける職員に対する発言や行動・態度について「すべては指導の範囲内」とし、すべてのパワハラ疑惑を重ねて否定し、「不快に思った人がいればお詫びしたい」などと述べた。
一方、立憲民主党などでつくる県議会の会派は、「斎藤知事のもとで県政を前に進めるのは困難だ」として、9月19日に開会する県議会で不信任決議案を提出する方針を決めた。今後、自民党などにも賛同を求めることにしている。
こうした状況を受け、3年前の県知事選挙で同知事を推薦した日本維新の会の吉村共同代表は、辞職を求めるかどうかについて「1〜2週間程度で判断したい」との認識を示し、「これ以上、県政が進められないと判断すれば、辞職勧告や不信任決議案も選択肢に入ってくる」と述べた。