10月27日投開票の衆院選で、日本維新の会は本拠地・大阪府の全19選挙区で勝ったが、全国では全国では立憲民主党や国民民主党が議席を増やす中、とくに比例選で伸び悩み、全体で公示前の44議席から38議席に減らした。野党第1党の目標を掲げたが、今回の結果は、突き詰めて言えば大阪だけの「地域政党」に逆戻りした印象だ。
大阪を除く144選挙区では京都、滋賀、広島、福岡で1勝ずつの計4勝にとどまった。厳しかったのが比例選。比例票は近畿以外の全ブロックで国民民主党を下回り、近畿でも前回から100万票以上減少。このうち大阪では約56万票の大幅減だった。