自民党は10月27日投開票の衆院選で、政権与党であるにもかかわらず前回に続き、大阪の小選挙区で全く勝てず、日本維新の会の全小選挙区制覇を許した。わずかに大阪15区の新人1人が比例復活しただけに終わった。どん底状態で、立て直しの”兆し”さえ、うかがえなかった。
今回の衆院選には、自民府連と公明府本部が共通政策を発表するなど歩調を合わせ、維新に対峙した。しかし、自民は候補を立てた府内15選挙区で維新に完敗した。今回の結果に、府連幹部は「積み上げてきたものが、全部否定された。もうどうしたらいいのか、全く分からない」と頭を抱える。