フランス産の新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が11月21日、解禁された。酒類大手や小売店は販売に力を入れるが、市場は縮小傾向にあり、販売を休止する動きも出ている。ボージョレの輸入販売大手のサントリーホ―ルディングス(HD)は、円安の影響で仕入れ値は前年より5%程度上昇したが、価格は据え置いた、主力の「ジョルジュ・デュブッフ」(750㍉・㍑)の参考価格は2,960円(税抜き)。
サントリーHDの推計によると、ボージョレの国内市場規模は縮小傾向で、ここ数年はピークだった2004年の2割以下に落ち込んでいる。こうした状況を受け、サッポロビールは今年、ボージョレの販売を取りやめている。