競馬の第44回ジャパンカップ(JC,2400m芝、14頭出走、G1)は11月24日、東京・府中市の東京競馬場で行われた。1番人気のドウデュース(武豊騎乗)が、これまでとは少し違う、最線半ばで先頭に立ち、2着同着の2頭との競り合いを制し、首差のリードを守り、快勝した。勝ち時計は2分25秒5。賞金5億円を獲得した。
国内外のG1馬10頭が集結した頂上決戦はドウデュースの独壇場だった。同馬は連覇がかかる年末の有馬記念(G1)がラストランになる予定。
このレース、逃げ馬不在でスローペースの中、第4コーナー手で徐々にギアを上げ、先行馬勢に有利な流れを力でねじ伏せた形で、天皇賞・秋に続きG15勝目を挙げた。武騎手はJC最多の5勝目、友道康夫調教師(栗東)は2勝目。
2着は同着で、逃げたシンエンペラーと、向こう正面で先頭に立ったドゥレッツァが並んで入線した。5着までを日本馬が占め、外国勢の最先着はフランのゴリアットの6着。引退レースだったディープインパクト産駒のアイルランドのオーギュストロダンは8着に終わった。