能登地震の海岸隆起 輪島市で最大5.5m 断層がずれ動いた

富山大学や東京大学地震研究所などの研究チームによると、2024年元日発生した能登半島地震で起きた海岸の隆起は、石川県輪島市で最大およそ5.5mに達していたことが分かった。
海岸隆起は志賀町から珠洲市にかけてのおよそ80kmの範囲で確認された。とくに大きかったのが輪島市門前町吉浦でおよそ5.5m、珠洲市長橋町でも3m近く隆起していた。これだけ隆起の規模が大きくなったのは、活断層からの距離が近かったことに加え、断層が大きくずれ動いたことが影響したと指摘している。研究チームによる調査は1月から6月にかけて能登半島北岸100地点で実施された。

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