和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」は4月24日、飼育しているジャイアントパンダ4頭すべてを6月末ごろに中国に返還すると発表した。1994年から日中双方で進めてきたパンダ保護共同プロジェクトの契約期間が今年8月で満了することに伴うもの。
国内のパンダはすべて繁殖目的で、中国から貸し出されており、国内で生まれたパンダの所有権も中国にあるため、同施設が中国側と飼育中の4頭の扱いを協議してきた。返還される4頭はいずれも四川省の「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」で暮らす予定。
これにより、国内で飼育されるパンダは上野動物園(東京)の2頭のみとなる見通し。そして、上野動物園の2頭も2026年2月20日に返還期限を迎える予定。