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75歳以上の病院などの窓口負担2割に引き上げ検討 政府

政府は75歳以上の人の病院などでの窓口負担を現行の1割から2割に引き上げる方向で検討に入った。現在政府内では、75歳以上の人を一律に2割に引き上げる案、新たに75歳に到達した人から順次2割にする案-の2案が出ている。これは全世代型社会保障制度の実現に向けた政府の検討会議で、団塊の世代が75歳になり始める2022年を見据え、医療分野の給付と負担を見直すべきだという意見が出ていることを受けたもの。このほか、低所得者には負担軽減措置を講じる一方、「現役世代並み」に3割負担を求める対象を拡大する案も検討されている。

京都・嵐山で室町時代の酒造工房?の遺構見つかる

京都市右京区の、かつての天龍寺の境内があった場所で、室町時代の清酒造りの工房とみられる遺構が見つかった。マンションの建設工事に伴い、2018年5月から発掘調査を行っていた民間調査会社が見つけた。見つかったのは酒を保管する甕(かめ)の破片や、甕を固定していたとみられる穴などのほか、木製の柱2本。柱はそれぞれ直径30cmと45cm、長さが50cmと1mで、調査会社は枡(ます)に入ったもろみを重い石を使って搾る酒造りの技法に使われたとみている。                                                           これらはおよそ600年前の室町時代につくられたと推定され、規模や出土品から清酒を造る工房だった可能性が高いという。清酒工房はこれまで、兵庫県伊丹市で見つかった江戸時代初期のものが最古とされていた。今回正式に確認されれば、300年近く酒造工房の歴史が遡ることになる。

日本郵船 インドネシア国営Pertamina子会社とエネルギー輸送で協定の覚書

日本郵船(本社:東京都千代田区)は11月25日、インドネシアの国営石油・ガス関連会社PT Pertamina(Persero)(以下、Pertamina)の子会社PT Pertamina International Sipping(以下、PIS)と、エネルギー輸送に関する協業の覚書い11月20日署名したと発表した。この覚書はお互いを戦略的パートナーと位置付け船舶保有と船舶管理に関する協議を始めることに合意するもので、LNG船の共同保有と船舶管理に関しては独占的なパートナーとして具体的に共同事業案件の協議を進めている。

NEC 次世代工場へ「ExpEther」の無線IPコアのライセンス提供を開始

NECは11月26日、工場の工作機械やロボットなどFA機器やIT機器の信号を高信頼・低遅延に伝送する「ExpEther」(エクスプレスイーサ)の無線IPコアのライセンス提供を同日から開始すると発表した。これにより、工場など劣悪な無線環境でもFA機器の物理的な制約を超えて高信頼・低遅延の無線通信を提供でき、次世代工場における生産の自動化とクラウド連携などによる全体最適化に貢献する。NECは今後3年間でFA機器メーカーを中心に国内外で30社へ販売することを見込んでいる。

エア・ウォーター Lindeインディア社の産業ガス事業の一部譲受

エア・ウォーター(本社:大阪市中央区)は11月25日、インド子会社のAir Water India Private Limited(以下、AWインディア社)を通じて、Linde India Limited(以下、Lindeインディア社)がインド南部で営む酸素・窒素・アルゴンの製造・販売・供給に関する事業を譲り受けることについて、11月22日をもって事業譲渡契約書を締結したと発表した。事業譲渡日は12月17日の予定。事業譲受は子会社のAWインディアが行こととし、これに要する必要資金の一部については、AWインディア社が実施する増資を、エア・ウォーターが引き受ける。

JOLED 有機ELの量産ライン完成 20年中に月間2万枚目指す

有機ELパネル開発のJOLED(ジェイオーレッド、本社:東京都千代田区)は11月25日、能美事業所(石川県能美市)の工場に有機ELディスプレーの量産ラインが完成したと発表した。世界で初めて印刷方式による量産が可能になる。同日からサンプルの試作を始めており、2020年中に月間2万枚の量産出荷を目指す。                                           有機ELは蒸着による製法が一般的だが、10~32インチの中型ディスプレーの量産は難しかった。そこで、同社は基板に有機EL材料を印刷する方式で克服した。これにより軽量で薄くて曲げることができる有機ELを事業化することになった。医療用モニターや車載ディスプレー向けを予定している。                                                                           JOLEDは2015年、ソニーとパナソニック有機ELディスプレーの開発部門を統合して設立。能美事業所はジャパンディスプレイ(JDI)から譲り受け、2018年7月に開設された。

奈良・御所市の弥生時代の遺跡で大規模な水田跡見つかる

奈良県橿原考古学研究所の調査によると、同県御所市の弥生時代の遺跡で大規模な水田の跡が見つかった。この発見で、弥生人に稲作が始まった初期のころから、灌漑施設を完備した大規模な水田を作る技術があったことが裏付けられた。                      今回同市の中西遺跡で新たに410区画、約3,500㎡の水田が見つかった。隣の秋津遺跡と合わせると、その広さは4万3,000㎡に上るという。水田の跡はなだらかな傾斜地に直線的に伸びてきていることから、棚田ような形状だったとみられ、田んぼの大きさは約9㎡と当時としては一般的な規模。周りでは灌漑用の畦(あぜ)や水路の跡も見つかり、大きいものでおよそ26cmの当時の人々の足跡も残されていた。

東京・大阪が最先端「スマートシティ」技術発展で先導を確認

東京都と大阪府・大阪市は11月26日、大阪市役所で東京都の小池知事、大阪府の吉村知事、大阪市の松井知事らの出席のもと、「東京・大阪連携会議」を開いた。この中で、最先端の技術を取り入れた「スマートシティ」の実現に向けて、東京と大阪で進めている取り組みが紹介された。そして、東京オリンピック・パラリンピック(2020年)、大阪・関西万博(2025年)の2つのメガイベントを最大限に活かして、先端技術の発展を先導していくことなどを確認した。

アデランス 働きながらがん治療する女性の医療用ウィッグで新商品

毛髪・美容・健康のウェルネス産業のアデランス(本社:東京都新宿区)は11月25日、30~60代女性のがん治療と仕事の両立を支援する医療用ウィッグ「TEAM Rafra(チーム・ラフラ)」の新商品を11月28日より全国のレディスアデランス、アデランス直営の病院内ヘアサロンで新発売すると発表した。乳がん経験者を対象にした調査結果をもとに、VOL-NEXT(ボルネクスト、本社:東京都文京区)と共同で開発した。