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東南ア6カ国の化粧品市場18年度は5.4%増の8,820億円

TPCマーケティングリサーチ(本社:大阪市西区)の調査によると、東南アジア6カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、シンガポール、ミャンマー)の2018年度の化粧品市場は、前年度比5.4%増の8,820億円となり、この10年で約1.9倍に拡大した。これらの地域は紫外線が強いため、美白ケアや日焼け止めなどが市場をけん引している。中でも美白ケア市場はタイ、インドネシアを中心にL’OrealやUnileverなどの欧米系企業と資生堂、カネボウ化粧品などの日系企業が市場の拡大に寄与している。また、都市部を中心にインターネット通販のニーズが拡大していることも好調推移の一因となっている。

村田製作所 29億円投じたタイの生産子会社の2つの生産棟が竣工

村田製作所(本社:京都府長岡京市)は10月4日、総額約29億円を投じた生産子会社、Murata Electronics(Thailand),Ltdが、2018年12月より建設を進めてきた2つの生産棟が完成したと発表した。いずれもRC造2階建てで、EMIフィルター生産用の生産棟の延床面積9,993㎡、建築面積5,166㎡で、投資額約15億円(建物のみ)。アンテナコイル生産用の生産棟はの延床面積9,995㎡、建築面積5,138㎡で、投資額約14億円(建物のみ)。スマートフォンをはじめとする高機能化が進むモバイル機器向けや、電装化が進む自動車向けの電子部品需要の増加に対応する。

OKI タイで環境保護のための水堰き止め塀を設置

OKIグループのプリンター事業会社、OKIデータ(本社:東京都港区)は10月4日、生産拠点を持つタイで、環境保護への取り組みと地域貢献活動の一環として、タイ北部ランプーン県のフワイ・クン・ナム森に、水堰き止め塀を設置したと発表した。作業にはドットプリンター用印字ヘッドの生産拠点、OKIプレシジョン・タイランド(本社:タイ・ランプーン県)から50名がこの活動に参加した。

ビルメンテの大成,TMFI社の株式45%取得,ベトナムの投資会社へ出資

総合ビルメンテナンスの大成(本社:名古屋市中区)は10月3日、ベトナムのファシリティマネジメント(以下、FM)会社、Taisei Facilities Vietnam Co.,Ltd.(所在地:ベトナム・ホーチミン市、以下、TFV社)の100%親会社のTFM Management & Investment JSC(所在地:ベトナム・ホーチミン市、以下、TFMI社)の株式の45%を取得することで、同日付で株式譲渡契約を締結したと発表した。今後はベトナムで既存のベルメンテナンス会社と協業を通じてFM分野での業容拡大を図りながら、大成グループの企業価値向上を図る。

アイカ工業の台湾子会社がベトナムの2社を買収、現地化図る

アイカ工業(本社:名古屋市中村区)は10月3日、連結子会社のEvermore Chemical Industry Co.,Ltd.(本社:台湾・南投市、以下、Evermore社)が同日付で、 U-BEST VIETNAM POLYMER INDUSTRY(以下、ベトナムU-BEST社)およびVIETNAM SUMYAD TECHNOLOGY LIMITED(以下、ベトナム上曜社)を子会社化すると発表した。今回の買収は、ベトナム両社が所有する土地と設備を入手し、Evermore社のビジネスの現地化を図ることが目的で、事業そのものを引き継ぐものではないとしている。

日本 難敵サモアを敗り3連勝 初のベスト8へ前進 ラグビーW杯

ラグビーワールドカップ日本大会で日本は10月5日、第3戦をこれまでの対戦成績4勝11敗の難敵、個々の圧倒的なパワーに勝るサモアと愛知県豊田市の豊田スタジアムで対戦した。前半は日本が先手、先手と攻めながらもリードを広げられず、16対9とわずかなリードで終了。後半に入り徐々にリードを広げたが、後半30分すぎにサモアにトライを決められ再び7点差に詰め寄られた。しかし、苦戦が予想されたスクラム戦でも互角以上の戦いをみせ押し返し、ペナルティキックなどで加点、終了間際に4つ目のトライを奪い、コンバージョンゴールも決まり、38対19でサモアを退けた。この結果、1次リーグ3連勝、ボーナスポイントも含めて勝ち点14とし、グループAの首位に立ち、初めてのベスト8進出へ前進した。日本は13日、グループAの1次リーグの最終戦でスコットランドと横浜国際総合競技場で対戦する。                                                                      グループAは10月5日時点で、ロシアとサモアの1次リーグ敗退が決定。残り3試合(10/9・スコットランドvsロシア、10/12・アイルランドvsサモア、10/13・日本vsスコットランド)となった。勝ち点5のスコットランドが日本戦を含め2試合を残していて、決勝トーナメント進出の可能性がある。客観的にみるとロシアとサモアが”番狂わせ”を演じない限り、最終戦の日本vsスコットランドが決勝トーナメント進出をかけた大一番となりそうだ。

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三菱ケミカル 中国の瀋陽秋実と植物工場で提携、トマト・イチゴで

三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は10月3日、中国の瀋陽秋実農業科技発展有限公司(本社:中国遼寧省、以下、瀋陽秋実)との間で、植物工場事業について提携することで合意したと発表した。提携内容は中国初となるトマトおよびイチゴを対象とする植物工場システムを瀋陽秋実へ納入、実証農場として活用する。また、瀋陽秋実による三菱ケミカルの植物工場の中国東北地域および内モンゴルにおける拡販協力など。       瀋陽秋実は、中国・東北地方に強いネットワークを持つ育苗業者で、2018年より三菱ケミカルの植物工場システムを導入し、年間500万株の苗および、年間60トンの葉物野菜を生産している。

住友建機 35億円投じインドネシア工場の油圧ショベル生産能力2.5倍に

住友建機(本社:東京都品川区)は10月3日、約35億円を投じ、インドネシア工場の油圧ショベルの生産能力を増強すると発表した。西ジャワ州カラワン県の既存工場の敷地内に新工場を建設する。これにより、年間生産能力を現在の1,000台から2.5倍の2,500台に引き上げる。約35億円のうち建物に約20億円、設備他に約15億円を投じる。新工場の生産開始は2021年1月の予定。

藤原宮跡の大極殿院で新回廊の跡見つかる 旧来の知見見直しも

奈良文化財研究所の発掘調査によると、橿原市にあった飛鳥時代の都の中心「藤原宮跡」で、天皇が政務や儀式を行った「大極殿院」の区画から、屋根のある廊下「回廊」の跡が新たに見つかった。藤原宮の大極殿院は大極殿の建物を中心に、周囲に東西およそ120m、南北およそ165mの長方形の「回廊」があったと考えられていた。               ところが今回の発掘調査で、南北に走る東側の回廊の途中から、西に直角に伸びる長さおよそ30mの回廊の跡が新たに見つかったもの。回廊は単純な長方形だと考えられていたため、新たな回廊の跡は想定外。このため同研究所では「古代の宮殿の変遷や発展を考えるうえで、貴重な発見だ。今後、構造や配置を見直す必要が出てきた」としている。