日揮ホールディングスは6月8日、日揮グループのエネルギー・環境コンサルティング事業会社、日本エヌ・ユー・エスが、富山市および富山市内企業と共同提案した3案件が、環境省事業(令和2年度脱炭素社会実現のための都市間連携事業)に採択されたと発表した。
今回採択されたのは①インドネシア「富山市・バリ州・スマラン市による都市間連携事業を活用したSDGs未来都市構築支援事業」②モルディブ「富山市・マレ市都市間連携による持続可能な環境配慮型都市(スマートシティ)構築支援事業」③マレーシア「バイオ燃料を活用した脱炭素交通による都市開発および再生可能エネルギーの普及による脱炭素都市形成事業」-の3案件。
富山市および富山市内の優れた脱炭素技術を有する企業と協力し、インドネシア、モルディブ、マレーシアの3カ国5都市で脱炭素技術の適用可能性に関する調査を実施する。
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4カ国の入国制限緩和へ ビジネス関係者対象に1日最大250人程度
日本政府は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外国人の入国規制について、タイ、ベトナム、豪州、ニュージーランドの4カ国のビジネス関係者らを対象に緩和、月に7,500人程度、1日に最大250人程度の入国を認める方向で調整を進めていることが分かった。
入国する人には日本を訪問する前のPCR検査での陰性を証明することを求め、入国時にも空港で検査を行う方向。さらに日本国内での訪問先など滞在中の計画を提出すれば、入国後2週間の待機措置を免除する案も検討されているという。
往来が可能になった各国を訪れる日本のビジネス関係者もPCR検査での陰性の証明が求められる見通しで、政府は出国する日本人を検査する機関の設置も検討している。ただ、これまでの協議で4カ国のうち、豪州とニュージーランドからは日本人の早期の受け入れに慎重な意見も出されているという。
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川崎重工 独自開発の水素液化機を発売 国内メーカー製初
川崎重工は6月10日、水素を効率よく貯蔵および輸送するための手段の一つとして、マイナス253度で液化することで体積が800分の1になる水素の性質に着目して開発した、国内製初の水素液化機の販売を開始すると発表した。同機は今春まで実施した3000時間以上の兆時間にわたる連続実証運転や各種機能試験で性能と信頼性を実証している。
1日あたり5トンの液化水素(燃料電池車=FCV1,000台相当の燃料)の製造が可能で、独自に開発した液化工程により業界トップクラスの液化効率を達成。99.999%の高純度な液化水素の製造および容易なメンテナンス性を実現したとしている。
水素は温室効果ガスが発生しないクリーンなエネルギーとして、2030年ごろには年間約30万トンの利用が見込まれている。