EPAの3カ国の看護師・介護福祉士候補者の滞在期間延長
日本政府は2月22日、「経済連携協定(EPA)に基づくインドネシア人、フィリピン人およびベトナム人看護師・介護福祉士候補者の滞在期間延長」に関して閣議決定した。
これにより、EPAに基づき平成28年度および平成29年度に入国したインドネシア人、フィリピン人およびベトナム人看護師・介護福祉士候補者のうち、滞在期間中の最後の国家試験に不合格になった者について、一定の条件に該当した場合には、追加的に1年間の滞在期間延長を認めることになる。
丸紅 米GEと共同で台湾の火力発電所建設案件受注
丸紅は2月21日、米国General Electric CompanyおよびGeneral Electric International Inc.(以下、GEグループ)と共同で、台湾電力公司(以下、TPC)から桃園市の大潭(ダータン)複合火力発電所8号機・9号機の建設案件を受注したと発表した。
総出力は2,000MW超、総受注額は約1,300億円となる。設計、調達から土木・据付工事・試運転までを手掛けるフルターンキー契約で、2022年12月の完工を予定。
ガスタービン、蒸気タービン、発電機、排熱回収ボイラ等の主要機器をGEグループが納入し、関連補機の調達および発電所全体の土木・据付工事等を丸紅が取りまとめる。
日立 タイ国立大と共同でタイ語の感性分析エンジン
日立製作所とタイ国立プリンス・オブ・ソンクラー大学(本校:タイ・ハートやイ郡、以下、PSU)プーケット校は2月20日、タイ語の自然言語処理分野で共同研究を開始し、研究の第一フェーズとしてAIを活用してタイ語文書を「ポジティブ」「ネガティブ」「ニュートラル」に分類できる感性分析エンジンのプロトタイプを開発したと発表した。
同エンジンは、ソーシャルメディアから収集した約1億語のタイ語データをもとに、精緻化した感性辞書で分析を行うため、特殊な口語表現が多く他言語に比べ処理が難しいことで知られる、ソーシャルメディアでのタイ語表現に対応する高精度な感性分析を実現する。
両者は今後、リアルタイムデータを使ったエンジンの性能検証を共同で進め、感性を7段階評価にするなど分析精度をさらに精緻化し、2019年4月により日立からサービス提供を開始する。