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日本製鉄 鉄鋼需要減少で7月から新たに2カ所の高炉を操業休止

日本製鉄は5月8日、産業界における大幅な鉄鋼需要の減少を受け、7月上旬以降、新たに2カ所で時期を前倒しし操業停止すると発表した。このほか5月中旬以降、1カ所操業停止する高炉も合わせ、すでに停止している3カ所を加えると計6カ所の高炉の操業を停止することになる。
今回計画を前倒しして7月上旬以降、操業停止するのは、北海製鉄(室蘭製鉄所構内に製銑設備を保有する子会社)第2高炉、九州製鉄所八幡地区小倉第2高炉の2カ所。

世界の新型コロナ感染者400万人超す、死者約28万人に

米国ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、新型コロナウイルスの感染者は5月9日、世界全体で遂に400万人に達した。欧米はじめ南米、中東、そしてロシアなどでの感染拡大の勢いは依然として衰える気配がない。このうち米国は世界最多の130万人の感染者が確認されている。医療関係者の「まだ時期尚早ではないか」との指摘がある中、すでに30数州で経済活動再開へ動きつつあるだけに、米国の感染者数はさらに大きく増え続ける可能性がある。また、死者は世界全体で約28万人に上り、増え続けている。

北里大学・花王 新型コロナウイルスの感染抑制能持つ抗体を取得

北里大学大村智記念研究所ウイルス感染抑制Ⅰ研究室の片山和彦教授らと、Moleculor Engineering、花王安全性科学研究所の研究グループは5月7日、新型コロナウイルスに対して感染抑制能(中和能)を持つVHH抗体1の取得に成功したと発表した。
この研究成果は、新型コロナウイルス感染症の治療薬や診断薬の開発に繋がることが期待される。

イタリアの新型コロナの死者3万人超え 米国、英国に続き3カ国目

イタリア政府は5月8日、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が前日より243人増えて3万201人になったと発表した。新型コロナの犠牲者が3万人を超えたのは米国、英国に続いて3カ国目。イタリアの感染者数は前日より1,327人増え21万7,185人に上っている。このうち、すでに9万9,023人は回復している。

一律10万円支給 84市区町村で開始 オンライン申請は51万件

高市早苗総務相は5月8日、新型コロナウイルス感染症の緊急経済対策として全国民に一律10万円を給付する「特別定額給付金」の支給を始めた、もしくは同日中に始める予定の自治体が84市区町村になると明らかにした。また同給付金の、5月7日午前0時までのオンラインでの申請は51万3,491件だったと発表した。

ロシアでコロナ感染者急増 最多の1日1.1万人超 モスクワ封鎖延長

複数のメディアによると、ロシアの新型コロナウイルス感染者が急増している。同国政府の5月7日の発表では1日の新規感染者数は1万1,000人を超え、過去最多を更新した。このため同日、モスクワ当局はロックダウン(都市封鎖)措置を5月末まで延長すると発表した。
ロシアの新型コロナウイルス感染者は累計17万7,160人に達した。このうちモスクワの感染者数は9万2,676人に上っている。

米国ギリアド社「レムデシビル」を日本に無償提供

米国の製薬会社ギリアド・サイエンシズの日本法人は5月8日、日本の厚生労働省が新型コロナウイルス感染症の治療薬として「特例承認」した「レムデシビル」を、当面は日本での処方分を無償提供すると発表した。同社はすでに世界全体で14万人分を臨床試験に無償提供すると発表しており、今回発表分はその一部。ただ日本への供給量は明らかにしていない。

三井倉庫 日中間コンテナサービスの総代理店業務を開始

三井倉庫(本社:東京都港区)は4月28日、中国遼寧省に本社を置く「華信集装箱運輸有限公司(HUAXIN CONTAINER LINES)」の日本総代理店業務を開始したと発表した。
華信集装箱運輸は、1998年に設立された遼寧省営口港および大連港を拠点に、中国国内内航コンテナサービスと国際バルクサービスを手掛ける大手海運企業集団「信風海運物流(TRAWIND SHIPPING)」の外航コンテナ部門を担う会社で、外航定期コンテナ航路進出の第一歩として江蘇省~日本主要港サービスを立ち上げる。
今回5月中旬から開始するサービスは、400TEUクラスのコンテナ船2隻を投入し、中国江蘇省張家港と関東(東京・横浜)、中部(名古屋)、関西(大阪・神戸)をウィークリーで結ぶ。日本へは5月19日の大阪、神戸を皮切りに、その後、東京、横浜、名古屋に順次寄港する予定。

パラマウントベッド 映像で確認・記録できる見守りシステム発売

パラマウントベッド(本社:東京都江東区)は5月7日、医療・高齢者施設で入居者の見守りや生活状態の把握等の目的で利用されている睡眠計測センサーと連動して、入居者の状況を映像で確認・記録できる見守りセンサー「眠りSCAN」と連動するカメラシステム「眠りSCAN eye」を発売すると発表した。
眠りSCANは、シート状のセンサーをマットレスの下に敷き込むだけで、身体には何も装着することなく、ベッド利用者の呼吸数や心拍数、睡眠状態、覚醒、起き上がり、離床動作などを遠隔でリアルタイムに把握できるセンサー。2019年末時点で約3万8,000台の納入実績がある。眠りSCAN eyeは、入居者の映像を遠隔のパソコン端末や携帯端末で確認できるほか、眠りSCANで設定した状態の変化を検知した際の通知に合わせて映像を表示することができるシステム。