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航空各社の近畿・国内線の大型連休予約は90%減

航空各社のまとめによると、近畿の4月29~5月6日の大型連休中の国内線の予約率(座席数全体に占める予約の割合)は、政府・自治体の新型コロナウイルス対策の外出自粛要請もあるため、各社とも低く昨年同期に比べおよそ90%減となっている。これは4月22日時点の関西空港・大阪空港・神戸空港を発着する国内線の予約状況をまとめたもの。
全日空の予約率は関西空港が8.7%、大阪空港が9.6%、神戸空港が9.2%といずれも10%を割り込んでいる。日本航空の予約率は関西空港が38.5%、大阪空港が35%となっている。また、空港別は明らかにしていないが、ピーチ・アビエーションは16.6%、スターフライヤーは8.1%、スカイマークは12.7%などとなっている。

世界の新型コロナ感染者300万人突破 拡大ペース鈍らず

米国ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、日本時間午前3時時点で世界の新型コロナウイルス感染者数は185カ国・地域で300万2,303人に達した。また、死者数は20万813人に上っている。
国別の感染者数は最多の米国で約98万人、以下、スペインが約23万人、イタリアが約20万人。目立つところでは急増しつつあるロシアが約8万7,000人に上り、中国(約8万4,000人)を上回った。
世界の感染者数が100万人から200万人超となるまでに13日間、200万人から300万人超となるまでに12日間で、感染拡大のペースは鈍っておらず、いぜん収まる気配を見せていない。
死者数は最多の米国で5万5,118人、イタリアで2万6,977人、スペインで2万3,521人、フランスで2万2,856人、英国2万732人などとなっている。

インド・モディ首相 国民に新型コロナ対策の順守求める

ロイターによると、インドのモディ首相は4月26日、ラジオ演説し、新型コロナウイルス感染拡大抑制のためインド全土で実施されているロックダウン(都市封鎖)と、ソーシャルディスタンス(社会的距離)政策を順守するよう国民に求めた。
同国では4月25日、住宅地の小規模店舗について、業務にあたる従業員を半数にして、マスクと手袋を着用したうえで営業を再開することを許可するなど、一部の封鎖が緩和された。ただ同国では、いぜん感染者の増加が続いており、全土での封鎖の緩和についての道筋が見えているわけではない。
新型コロナウイルスの同国の感染者は2万6,496人で、死者は824人に上っている。現在実施されている封鎖は5月3日までとなっているが、延長される可能性もある。

オリンパス 内視鏡システムを欧州・アジア一部地域で発売

オリンパス(本社:東京都新宿区)は4月23日、次世代の内視鏡システム「EVIS X1(イ―ヴィス エックスワン)」を同日から欧州・アジア一部地域で発売すると発表した。EVIS X1は、内視鏡による病変の発見・診断・治療の質や検査効率の向上を目指した新技術を搭載することで、がんなどの消化器疾患の早期発見・早期診断・低侵襲治療につなげる。

京都・上賀茂神社で葵祭・献香祭 コロナで規模縮小

京都・上賀茂神社で4月25日、京都三大祭の一つ、葵祭の関連儀式、献香祭が行われた。新型コロナウイルスへの感染リスクを考慮、参加したのは例年より大幅に少ない神職などおよそ10人。お祓(はら)いが行われた後、香道の志野流の関係者が本殿の前で香炉に香木を入れ、香をたてていた。これにより境内を清め、心身を清めるという。
葵祭のハイライト、毎年5月15日に祭りの主役・斎王代らが雅な平安装束を身にまとい都大路を練り歩く行列は、新型コロナ禍で中止となっている。

王子HD 医療用ガウン、マスク用に不織布の生産体制増強

王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は4月24日、グループ会社の王子ネピア(本社:東京都中央区)が、新型コロナウイルスの医療現場で不足している医療用ガウン、マスク用の不織布の生産体制を増強すると発表した。
王子ネピア・パーソナルケア名古屋工場(所在地:愛知県春日井市)に月間約80トンの不織布の供給体制を整備する。これにより医療用ガウンの基材を月に80万着分供給することが可能になる。5月中旬から出荷開始の見込み。また、王子ネピアおよび新タック化成(本社:香川県三豊市)は、全国的に不足しているマスク生産設備を、新タック化成の山本工場(所在地:香川県三豊市)内のクリーンルーム内に導入する。生産量は月間約200万枚で、6月下旬から生産開始する見込み。

イオン店舗 高齢者・妊婦らの買い物優先時間設定の営業開始

大手スーパー、イオンの大阪府内の35店舗は4月26日から、高齢者・妊婦・障がい者などが優先して買い物できる時間を設けて営業を始めた。これは大阪府が、新型コロナウイルスへの感染拡大防止策として、スーパー各社に混雑時の入場制限を求めたことを受けて始めたもの。イオンは午後2時から3時までをその対象時間として設定している。店では混雑時には入場を制限することもあるとしている。

全国高体連 インターハイの中止を決定 中止は史上初

日本の全国高校体育連盟(全国高体連)は4月26日、臨時理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今夏に21府県で分散して行う予定だった全国高校総合体育大会(インターハイ)を中止することを決めた。1963年の第1回以来、中止は初めて。
晴れ舞台を目指しトレーニングに励んできた運動部員ら、そしてとりわけ3年生にとっては、高校生活”総仕上げ”の舞台が失われた。

MHPS 台湾電力の大潭発電所向け蒸気タービン設備を受注

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は4月22日、台湾・桃園市の大潭(ダータン)火力発電所向けに、蒸気タービン発電設備を受注したと発表した。ガスタービン・シンプルサイクル発電方式をガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)化することなどにより、高効率化するもの。現状約60万KWの発電能力を約90万KWまで約50%向上させる。GTCCでの運転開始は2023年11月を予定。今回の工事は三菱商事と共同受注したもの。

IIJ リモートアクセスサービス設備を大幅増設 企業のテレワーク急増で

インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区)は4月23日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて急増する企業のテレワーク需要に対応するため、リモートアクセスの設備を数倍規模に増設すると発表した。
同社は、クラウド型リモートアクセスとして①メールや社内システム利用など一般的な業務に適した「IIJ GIOリモートアクセスサービス」②高い通信品質で、Web会議等のリアルタイム性が要求される用途に最適なVPNサービス「IIJフレックスモビリティサービス」-を用意している。このうち、②には4月20日時点の契約デバイス数累計は5万台超と、2月末時点と比べおよそ2.5倍となっている。さらに3月に申込されたデバイス数は、前月までの月平均の申込数と比べ約9倍に急増。企業におけるテレワークの導入が急速に進んでいることをうかがわせる。
こうした状況を受け、IIJは今後、現状の数倍の顧客(数十万デバイス)を収容できる規模まで増強していく。