世界初 血管のもととなる「幹細胞」発見 大阪大G
大阪大学微生物病研究所の高倉伸幸教授らのグループは、マウスを使った実験で、世界で初めて血管のもととなる「幹細胞」を見つけたと発表した。血管の再生や血管内部の細胞の異常が原因で起こる血友病などの病気の新たな治療法の開発などにつながる可能性があると期待されている。
これまで血管を人工的に再生するには、iPS細胞など万能細胞が必要だと考えられていた。
フクビ化学 ベトナム子会社がドンナイ省に新工場を建設
フクビ化学工業(本社:福井市)は、連結子会社のフクビベトナムがベトナムドンナイ省アマタ工業団地に新工場を建設する。これにより、従来の賃借工場は閉鎖市、設備を新工場に移設する。
新工場の敷地面積は1万5242平方㍍、建築面積は7866平方㍍、当初12ラインでの生産を予定。投資総額は土地、建物、設備を含め約856万8000米㌦(約10億円)。6月に着工し、2019年1月に竣工、設備の移設を開始し、2月から稼働開始の予定。
同新工場をベトナム・ASEANエリアでの製造および販売の中核拠点と位置づけ、今後も大きな市場拡大が期待される東南アジア地域の新規市場開拓のための戦略基地とする。
韓国・平昌冬季五輪開幕 最多の92カ国・地域、2900人超参加
冬季五輪史上最多の92カ国・地域、2900人を超える選手が参加する韓国・平昌五輪が2月9日、開幕した。開会式の最後に韓国・北朝鮮合同の選手団が登場。国旗ではなく、朝鮮半島が描かれた旗を掲げ更新した。注目された最終聖火ランナーはフィギュアスケート女子の2010年バンクーバー五輪金メダリストのキム・ヨナさんだった。
日本選手団は62番目に登場。旗手を務めた葛西紀明選手(45)を先頭に、スキージャンプ女子の高梨沙羅選手(21)ら選手・役員計97人が行進した。すでに昨日から一部の種目で競技が始まっており、日本勢はスピードスケート女子で主将の小平奈緒選手(31)はじめ、冬季五輪史上最多の124人の選手たちがこれから熱い闘いを繰り広げる。
スズキ インドとタイで現地生産の新型「スイフト」発表
スズキのインド子会社マルチ・スズキとタイ子会社スズキ・モーター・タイランド社は2月8日、各国で現地生産する新型「スイフト」の販売を開始すると発表した。
新型スイフトはインド製として3代目。1.2Lガソリンエンジンと1.3ディーゼルエンジン搭載車を設定し、トランスミッションには5速マニュアルトランスミッション(5MT)に加え、新たにオートギヤシフト(AGS)を設定。生産はスズキのインドにおける四輪車の生産子会社スズキ・モーター・グジャラート社が担う。スイフトはインド国内で2017年12月末までに累計約335万台販売されている。
タイ製として2代目の新型スイフトは1.2LデュアルジェットエンジンCVTを設定し、生産はスズキ・モーター・タイランド社が担う。同社は2012年より、タイ政府による環境に配慮した小型乗用車の生産拡大を図るためのエコカープロジェクトに適合するモデルとして生産を開始し、タイ国内での販売をはじめ、ASEAN諸国へも輸出している。
関西の将来像などで意見交わす 京都で関西財界セミナー
関西経済連合会(関経連)と関西経済同友会は、京都市で2月8、9の両日、関西の企業経営者らが一堂に会する、第56回「関西財界セミナー」を開いた。今回は600人余りが参加し、大阪への誘致を目指す万博など、国際的なイベントを活用した関西の将来像や働き方改革などについて意見を交わした。
6つの分科会に分かれて行われた討議では、国際的なスポーツイベントが続く2019年からの3年間や、誘致を目指す万博を活用した関西の将来像のほか、働き方改革と生産性向上について、活発な意見を交わした。
このうち関西の将来像を考える分科会では万博後を見据えて、大阪のベイエリアを、未来の社会システムが集積するシリコンバレーのような場所にするべきだといった意見が出されていた。