キューピー(本社:東京都渋谷区)は4月8日、中国で製造販売するマヨネーズのパッケージを従来の縦じまから網目のデザインに一新し、2020年2月から4月にかけて商品の切り替えを順次行うと発表した。併せて、中国全土でバーコードを統一し、BCP(事業継続計画)の対策強化を進める。
同社によると、中国におけるキューピーの家庭用マヨネーズのシェアは北京で90%、上海で55%、広州で70%を占めているという。
兼松エレクトロニクス(本社:東京都中央区、以下、KEL)は4月8日、日系企業の海外展開を支援するグローバルネットワークの拡充に向けて、HPT VIETNAM CORPORATION(本社:ベトナム・ホーチミン市、以下、HPT)と3月25日付で業務提携を締結したと発表した。ベトナム進出を検討する日系企業および在ベトナム日系企業向けに、日本・ベトナムの双方から総合的なITサービス・サポートを提供していく。
また、KELのタイ現地法人とも連携し、タイからベトナムへのIT活用の横展開のニーズにも対応することで、両社での事業規模拡大を図っていく。HPTはホーチミン・ハノイ・ダナンおよびカンボジアに拠点を持つ、ベトナムUPCoM市場に登録するIT企業。製造業・金融業・サービス業、流通業など幅広い業種に対してシステムインテグレーションの実績がある。
アジア開発銀行(ADB)は4月3日、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大が与える世界全体の経済損失を最大4兆1,000億ドルと予測し、世界全体のGDPを最大4.8%押し下げるとの試算を発表した。ADBは3月6日に世界全体の経済損失を最大3,470億ドル、GDP比で最大0.4%と予測した試算を発表していた。わずか1カ月余の間に、猛威を振るう新型コロナの感染拡大により、ケタ違いの大幅な下方修正となった。
大幅な下方修正の要因は、世界各国が出入国規制や都市封鎖(ロックダウン)を断行していることで、世界経済に大きな影響が出ているためとしている。ただ、この試算には緊急医療コストなどの要素は考慮していない。