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三井物産・アトレ 台湾商業施設開発事業へ共同出資

三井物産・アトレ 台湾商業施設開発事業へ共同出資

三井物産(本社:東京都千代田区)、アトレ(本社:東京都渋谷区)、長僑投資開發股份有限公司(本社:台北市、以下Breeze)の3社は、台湾でショッピングセンター事業の実施と、今後の駅等商業施設の開発・運営事業への参画を共同で推進することで合意、関連諸契約を締結した。
これに先立ち、アトレと三井物産はアトレインターナショナル(以下、AICO)を設立。今後、BreezeとAICOの間で合弁会社、Breeze atre Holding(仮称)を設立する予定。
アトレインターナショナルの資本構成はアトレ51%、三井物産49%、Breeze atre Holding(仮称)の資本構成は長僑投資開發股份有限公司60%、アトレインターナショナル40%。
この事業は3社がそれぞれの強みと機能を発揮し、アトレブランドを活用した商業施設の開発・運営に取り組む事業で、アトレとして初の海外進出になる。第1号案件として、住宅オフィス、高級商業施設・ホテル等が集積し、台湾の流行の最先端をいく台北市信義地区で、Breezeが2018年秋に開業予定のBreeze南山店に出店する。
Breeze南山店は、台北市のランドマークの台北101、台北101/世貿駅に隣接する都心の一等地に建設中の大規模複合施設。その中でBreeze atre Holdingはアトレが厳選したブランドを中心としたライフスタイル提案ゾーンを展開する。

フィリピン・マニラでASEAN50周年記念式典 外相ら

フィリピン・マニラでASEAN50周年記念式典 外相ら

フィリピンの首都マニラで8月8日、当初の結成から50年を迎えた東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国の外相らが参加する記念式典が行われた。
式典には各国外相ほか、レ・ルオン・ミンASEAN事務局長、日本から河野太郎外相、中国・王毅外相、米国のティラーソン国務長官らが出席し、東南アジア地域との関係強化を示した。
ASEANは1967年8月8日にインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの5カ国が「バンコク宣言」に署名し、結成された。その後、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ラオス、ブルネイなどが参加し、現在の10カ国となった。そして、域内において経済格差を指摘されながらも乗り越えて、2015年末にはASEAN経済共同体を発足させ、人口6億人の巨大市場を生み出した。

纏向遺跡 史跡公園へ 見学者施設整備始動

纒向遺跡 史跡公園へ 見学者施設整備始動

奈良県桜井市などによると、同市の纒向(まきむく)遺跡で整備計画が本格的に動き出した。4年後には発掘調査の成果や同遺跡に関わる歴史を学べる場所を備えた史跡公園が完成する予定だ。同遺跡は、邪馬台国の最有力候補地として全国的に知られながら、これまで見学者のための施設などがなかった。
同市教育委員会は2016年3月、同遺跡と、一帯の古墳群の保存や活用を進める計画書をまとめた。遺跡中心部の旧纒向小学校跡地(約1万平方㍍)を「センターエリア」と位置付け、史跡公園を整備する構想だ。そして今年3月末にはセンターエリア整備の第1弾として、見学者用トイレが完成。今後、写真パネルや模型などの展示室やボランティアの活動拠点を備えた「ガイダンス施設」と広場を2021年度末までに完成させる計画だ。
同遺跡は3~4世紀の集落遺跡としては国内最大で、中国の歴史書「魏志倭人伝」に登場する卑弥呼(247年ごろ死去)の時代と重なる。また、関東から九州まで各地の土器が出土し、箸墓(はしはか)古墳などの前方後円墳が最初に築造された場所でもあることから、ヤマト王権の誕生の地と考えられている。
2009年には同市教委の調査で、大型建物跡が出土。「卑弥呼の宮殿」とする説が紹介され、現地説明会では2日間で1万人以上が集まった。しかし遺構は調査後、埋め戻され、現地を訪れてもこれらの成果を実感できる場所や休憩所はない。

川崎重工・三菱商事 バングラ向け車両・設備受注

川崎重工・三菱商事 バングラ向け車両・設備受注

川崎重工業と三菱商事は共同で、バングラデシュのダッカ都市交通会社(以下、DMTCL)から同国初となる都市高速鉄道(以下、MRT)6号線向け車両144両および車両基地設備を受注した。契約総額は400億円。
同契約は、川崎重工はプロジェクト全般管理、車両および主な車両基地設備の設計・製造・試験・納入整備・トレーニング、輸送等に加え、DMTCLが実施する車両および車両基地設備の保守業務の支援を担当し、三菱商事は商務事項の管理並びに一部車両基地設備の供給を担当する。
今回供給する車両は軽量、高耐久性を特長とするステンレス製車両で室内用CCTVカメラに加え、ワンマン運転時に乗降客やプラットフォームの状況を確認するための車外CCTVカメラを装備し、客室内の乗降だけでなく、乗降客やプラットフォーム上の安全にも配慮した設計を採用する。
また大容量空調設備を1両につき2台搭載し、高温多湿の現地環境においても快適な車両内環境を実現する。
6号線はバングラデシュで初めて建設されるMRTで、首都ダッカの中心地を南北に結ぶ全長約20㌔㍍、16駅で構成される全線高架の路線。6号線はJICA(国際協力機構)が同国政府との間で結んだインフラ整備支援に関する円借款契約により建設が進められている。

IHI インドネシア国営PLN石炭火力発電ボイラ受注

IHI インドネシア国営PLN石炭火力発電ボイラ受注

IHI(東京都江東区)はこのほど、伊藤忠商事からインドネシアカリマンタン島南カリマンタン州のKalselteng-2(カルセルテン2)石炭火力発電所向けボイラ(出力100MW×2基)に関する本体機器供給の業務を受注した。
これはインドネシアの国営電力会社PLNがカルセルテン2石炭火力発電所内の既設の1~4号機の隣接地に5~6号機を増設するもの。IHIは環境負荷低減型のボイラを供給する。5~6号機の運転開始は2020年の予定。幅広い石炭に対応するボイラの設計技術と高度な製作技術、優れた運用実績などが評価され、採用された。

奈良・東大寺でお盆前に恒例の「お身拭い」

奈良・東大寺でお盆前に恒例の「お身拭い」

奈良の東大寺で8月7日、恒例の「お身拭い」が行われた。お身拭いは、東大寺の大仏にきれいな姿でお盆を迎えてもらおうと、毎年8月7日に行われている。
7日は午前7時すぎから、白装束の僧侶や寺の関係者などおよそ180人が大仏殿に集まり、初めに大仏の魂を抜くための法要が行われた。この後、大仏の手のひらや膝の上などに登り、はたきやほうきでたまったほこりを払い落した後、布で全体を隅々まで磨き上げた。
高さがおよそ15㍍ある大仏の頭や肩の部分は、天井からロープでつるしたかごに乗り込んだ人たちが慎重に作業していた。

JT 10億米㌦投じインドネシアのKDM・SMNを買収

JT 10億米㌦投じインドネシアのKDM・SMNを買収

日本たばこ産業(東京都港区、JT)グループは、インドネシアでクレテックたばこ事業を展開するPT.Karyadibya Mahardhika(以下、KDM社)および同社製品の流通・販売を担うPT.Surya Mustika Nusantara(以下、SMNグループ)の全発行株式を6億7700万米㌦で取得することで合意、契約を締結した。
この買収は必要な手続きを経て、2017年12月期第4四半期に完了する予定。取得価額は10億米㌦(全発行株式6億7700万米㌦、純有利子負債3億2300万米㌦)。
インドネシアは世界第2位のたばこ市場で、クレテックたばこがその太宗を占めている。

東洋紡 インドネシアでパッケージフィルム生産合弁

東洋紡 インドネシアでパッケージフィルム生産合弁

東洋紡は透明蒸着フィルム「エコシアール(R)」およびパッケージ用ポリエステルフィルムの製造販売で、インドネシアのフィルムメーカー、PT.TRIAS SENTOSA,Tbk社(本社:インドネシア、以下、TRIAS)との間で、2社の合弁会社を設立することで合意した。
透明蒸着フルムを生産する「PT.TOYOBO TRIAS ECOSYAR」(仮称、TTE)と、パッケージ用ポリエステルフィルムを生産する「PT.TRIAS TOYOBO ASTRIA」(仮称、TTA)の2つの新会社。両社ともTRIASの敷地内に設立する。
TTEへの出資比率は東洋紡60%、TRIAS40%で2019年11月、営業開始の予定。TTAへの出資比率は東洋紡40%、TRIAS60%で2019年10月、営業開始の予定。

カネカ タイにビーズ法発泡ポリオレフィン工場新設

カネカ タイにビーズ法発泡ポリオレフィン工場新設

カネカ(本社:大阪市北区)は、東南アジア・インド地域での旺盛な需要に応えるとともに、さらなる事業拡大を目指して、タイラヨン県ヘマラート・イースタン・シーボード工業団地内にビーズ法発泡ポリオレフィンの生産設備を新設する。
グループ会社のKaneka(Thailand)Co.,Ltd.が約20億円を投資し、年間3000㌧の生産設備を2018年9月に稼働させる予定。マレーシア(会社名:Kaneka Eperan Sdn.Bhd.)の既存設備と合わせて同地域の生産能力は年産6000㌧超となる。
東南アジア・インド地域のビーズ法発泡ポリオレフィン市場は、2020年には自動車の生産台数の伸長と軽量化ニーズの高まりにより、自動車向け関連を中心に2015年比30%を超える成長が見込まれている。
自動車産業の集積地であり、ビーズ法発泡ポリオレフィンの同地域最大需要国のタイに工場を新設することで、既存の日本、欧州、中国、マレーシアに加えてグローバルな供給体制を拡充し、事業拡大を加速させる。

古代山陽道の遺構を確認 広島県府中市で2例目

古代山陽道の遺構を確認 広島県府中市で2例目

広島県府中市教育委員会は8月5日、同市府川町で7世紀半ば~10世紀に都と大宰府(福岡県)を結んだ古代山陽道の遺構を確認したと発表した。同市内での遺構確認は2例目。
古代山陽道は天武・持統朝以降、整備が進められ、平城京、平安京などと大宰府を結んだ古代日本の幹線道路で、各地の国府を結び、一定区間ごとに駅家(うまや)が設けられていたといわれる。