住友化学 中国の自動車材事業拡充へ生販体制強化
住友化学工業は中国の自動車材事業強化のため、新たに四川省成都市にポリプロピレン(PP)コンパウンドの生産販売拠点を設け、遼寧省大連市の既存拠点に熱可塑性エラストマー(TPE)の生産設備を導入する。
PPコンパウンドはPPに合成ゴム、ガラス繊維、無機フィラー等を混錬し、機能性や剛性を向上させた高性能な材料で、自動車のバンパーや内装材などに使われている。TPEは主にエアバッグカバー材やボディシール材などの自動車部材として使用されている。
奈良・法輪寺で飛鳥時代の鉄製舎利孔蓋を確認
奈良県斑鳩町教育員会および奈良文化財研究所の調査によると、斑鳩町の法輪寺で仏舎利(ぶっしゃり=釈迦の遺骨)の壺を納めた穴の蓋「舎利孔鉄蓋(しゃりこうてつぶた)」が確認された。法輪寺が5月23日発表した。
鉄製で、飛鳥時代の7世紀後半のものとみられる。蓋は円盤状で直径約33㌢、厚さ0.5~1㍉、重さ712㌘。仏舎利の入った「銅壺(どうこ)」(国重要文化財、飛鳥時代)を納めるため三重塔の心柱の礎石に開けられた穴を塞ぐ蓋とみられる。もとは直径34㌢ほどで中央につまみがあったとみられるが、錆びて周辺部やつまみは失われていた。
解体修理中の1739(元文4)年に仏舎利などが見つかった時の記録「仏舎利縁起」(国重要文化財)には、仏舎利に関する9つの品の一つとして「金蓋(かなぶた)」が描かれており、大きさや形などの特徴が似ていることから同一品と判断した。
古代寺院での鉄製の舎利孔蓋が確認されたのは初めての事例という。法輪寺は聖徳太子の子、山背大兄皇子の創建と伝わる古刹。
日通ロジ ミャンマー・ティラワSEZに倉庫新設
日本通運の現地法人、日通ロジスティクスミャンマーは、ティラワ経済特別区(SEZ)に建設を進めていた多機能ロジスティクス倉庫「ティラワ・ロジスティクス・センター」を竣工し、6月1日から営業を開始する。
同センターでは、同国内で唯一ティラワSEZだけに認められている保税機能を活かした保税保管サービスを提供する。また、温度管理や防カビ対策が求められるアパレル製品、化学品保管を対象とした定温除湿庫を設置している。
ティラワSEZは、ヤンゴン市街地から南東へ約20㌔㍍に位置する、日本とミャンマー官民が共同開発した工業団地で、日本をはじめタイ、シンガポールなど16カ国、約80社(2017年3月末現在)が進出を決めている。進出企業の主な業種は建材、食品飲料・アパレル・自動車関連。
国分G本社 中国・深圳と上海に物流センター新設
国分グループ本社(本社:東京都中央区)の中国における低温物流を担う子会社、濰坊三慧物流有限公司(本社:中国・青島市、以下、三慧物流)と、国分の関連会社、上海恒孚物流有限公司(本社:中国・上海市、以下、上海恒孚物流)は、それぞれ広東省深圳市および上海市に新しい物流センターを相次いで新設した。
三慧物流は、山東省(青島)に2カ所、広東省(深圳)に1カ所それぞれ物流センターを設置しているが、今回広東省の拠点を移転し、物流センターを新設した。同センターの敷地面積は5000平方㍍、建設延床面積は4800平方㍍、冷凍・冷蔵・常温庫を装備している。
上海恒孚物流は、嘉定区で運営していた2つの物流センターを集約し、大型三温度帯物流センターを新設した。冷凍エリア6000平方㍍、定温エリア5000平方㍍、常温エリア6500平方㍍を設けている。
インド 原発を積極増強 2032年までに40基増を計画
インド政府はこのほど、国産の原子力発電所を10基増やすことを決めた。出力70万KWの原子炉10基を増やす。現在は21基が稼働中で、出力計668万KW。このほか計670万KWの原発を建設中で、今回増設を決めた10基はこれに続くもの。
同国政府は2032年までに原発を40基増設し、発電能力を現在の約10倍に拡大する目標を掲げている。現在は発電量の約6割を石炭火力発電に依存しており、原発の割合はわずか2%程度にとどまっている。
同国では東芝の米原発子会社ウェスチングハウス(WH)による6基の建設計画があるが、経営破たんで先行きが不透明になっている。ただ、同国ではこの計画の行方にこだわらず、国産原発の増設で急増する電力需要を自力でも賄っていく方針だ。