care のすべての投稿

静岡の南冨士がインドネシア全33州の学生に奨学金

静岡の南冨士がインドネシア全33州の学生に奨学金
 東ジャカルタのダルマプルサダ大でこのほど、南冨士(静岡県)から同校へ奨学金授与式が行われた。奨学金はインドネシア全33州から1人ずつ優秀な学生を同大学に集めることを目的に、各人に年間24万円を4年間支給する。同社の杉山貞久社長は「地方に住む学生にもチャンスを与え、インドネシアの発展に貢献したい」と述べた。また、ダルマプルサダ大のオロアン・シアハアン学長は「地方政府と協力し優秀な学生を選出、支援していきたい」と話した。奨学金は一口25万円で、個人と企業から協力者を募り、33人が寄付された。

ANA タイでパイロット訓練事業 9月から開始

ANA タイでパイロット訓練事業 9月から開始

 ANAホールディングス(HD)はタイでパイロット訓練事業に乗り出す。現地の格安航空会社(LCC)のノック・エアや大学と共同で訓練会社「パンナム・インターナショナル・フライトトレーニングセンター」をタイ・バンコクに設立。9月から事業を開始する。ANAHDが持つ育成ノウハウをもとにした教育体系を導入する。

 資本金は830万㌦(約8億5000万円)。ANAHDはシンガポールの投資管理子会社を通じて75%、ノック・エアが15%、航空学科のあるアサンプション大学が10%をそれぞれ出資する。アジアではLCCの拡大でパイロットの採用が増えており、タイを中心に航空会社の引き続きパイロットへのニーズは大きいと判断した。

水無瀬離宮の建物跡見つかる 大阪府島本町

水無瀬離宮の建物跡見つかる  大阪府島本町

 大阪府島本町教育委員会は8月6日、同町内の製薬会社の研究施設予定地(島本町桜井)から、13世紀~13世紀前半(鎌倉時代)の建物跡が見つかり、当時の最高権力者だった後鳥羽上皇(1180~1239年)が造営したとされる「水無瀬(みなせ)離宮」の一部と考えられると発表した。

 水無瀬離宮の遺構が見つかったのは2009年12月に次いで2カ所目。最初に発見された遺構に近い高台で、同町教委は「過去の文献に記された、洪水による離宮の高台移転を裏付ける貴重な史料」としている。

ベトナムの新鮮マグロ きょう大阪で初セリへ

ベトナムの新鮮マグロ きょう大阪で初セリへ

 ベトナム中南部ビンディン省クイニョン市に本拠を置く水産業者のビンディン漁業社(ビディフィスコ)はこのほど、日本向けに新鮮なマグロ10本(計448㌔㌘)を初めて輸出した。同省のマグロ漁業近代化支援にあたっている加藤均総合事務所(大阪府堺市)が8月7日明らかにした。8日、大阪市中央卸売市場で初セリにかけられる予定。NNAが報じた。

次期駐インドネシア大使に谷崎氏 9月中旬にも赴任

次期駐インドネシア大使に谷崎氏 9月中旬にも赴任

 日本政府は8月5日、次期駐インドネシア大使に谷崎泰明外務省研修所長(62)を任命し、同日午後、皇居で認証式が行われた。ジャカルタ赴任は9月中旬すぎの見込み。谷崎氏は外務省欧州担当、経済協力、官房総務など幅広く担当したオールラウンドプレーヤーの行動派として知られている。

世界遺産登録10周年 和歌山で9月から観光事業

世界遺産登録10周年 和歌山で9月から観光事業

「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録10周年を機に、和歌山県や同県内市町村、JR西日本などは8月4日、9月14日から12月13日まで大型観光事業「和歌山デスティネーションキャンペーン(わかやまDC)」を実施すると発表した。テーマは「和(なごみ)」。期間中、県内で150以上のイベントを開催する。スタンプラリーや、高野山、熊野本宮大社、熊野那智大社などでのコンサート、秘宝の特別公開などがある。国内の世界遺産登録地域の関係者が集まる観光地サミットも開かれる。

JICAがミャンマー2工科大に無償資金協力の贈与契約

JICAがミャンマー2工科大に無償資金協力の贈与契約

 国際協力機構(JICA)は8月4日、ミャンマー政府との間で、「工科系大学拡充計画」に対する25億8200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結したと発表した。この事業はミャンマーの工科系の中核大学、ヤンゴン工科大学、マンダレー工科大学の2大学を対象に、教育・研究用の機材・施設の不足を解消するとともに、民間企業との接触を増やし、技術実習経験を増やすのが狙い。

 民間企業との連携を視野に入れた測定・試験機材を含む教育機材、機材設置に必要な施設を整備する。実施機関はミャンマー科学技術省で、工期は詳細設計と入札期間を含めて23カ月間。実践的な学部教育の実施と研究能力の向上を目指す。

山田養蜂場がネパールの世界遺産近くで15年目の植樹

山田養蜂場がネパールの世界遺産近くで15年目の植樹

 はちみつローヤルゼリーの製造・販売を手掛ける山田養蜂場(岡山県鏡野町)が、ネパールで続けている植樹活動が今年で15年目を迎えた。節目の年に世界遺産チャングラナヤン寺院の近くで苗木を約2500本植樹した。今後も活動を続け、ネパールの森林再生を支援していく考えだ。NNAが報じた。

 首都カトマンズ中心部から東に約25㌔離れたチャングラナヤン地区。7月30日午前、日本から参加したボランティアや現地の中高生、政府関係者など総勢約200人が山の斜面に丁寧に苗木を植えて行った。今回はかつて現地の森で自生していたインドシイ、アラカシ、ワリッチイ・ヒメツバキなど15種類を植えた。同社は1999年からネパールで植樹を始め、これまでに計約45万株を植えてきた。

きんでん・住友商事がミャンマーで技術者育成

きんでん・住友商事がミャンマーで技術者育成

 関西電力グループで電気工事大手のきんでんと住友商事は、ミャンマーで電気工事技術者の育成事業を始めた。ミャンマーの有力理工系教育機関AGTIと協力し、独自カリキュラムを地元学生などに提供する。継続して年間40人程度を育てる計画だ。受講者の一部を採用し、将来のミャンマー事業拡大の布石とする。NNAなどが報じた。

 送配電工事と一般電気工事の2コースで、座学や実技を合わせ8カ月程度。受講生は公募し、学生や地元企業に勤めるエンジニアも受け入れる。受講は有料だが、きんでんと住友商事が一部を負担する。受講者の進路は拘束しないが、きんでんや協力企業への入社を促す。現地で不足する技術人材を育成し、工場向け電気設備といった需要の取り込みを急ぐ。

富岡製糸場に4カ月で34万人 年間最多を更新

富岡製糸場に4カ月で34万人 年間最多を更新

 世界文化遺産に登録された富岡製糸場(群馬県富岡市)の来場者数が7月21日、4月以降で約34万人となり、昨年度を4カ月足らずで超え、過去最多を更新したことが分かった。富岡製糸場によると、2013年4月~14年3月の来場者数は過去最多の約31万4500人。

 来場者数の急増はボランティアの解説員によるガイドが不足する事態を招いている。5月に新たに7人がデビューしたが、来場者数の伸びに追いつかない状況が続いている。