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7月から期間限定、台湾で「くまモン」グッズ販売

7月から期間限定、台湾で「くまモン」グッズ販売

 台湾の統一超商(プレジデント・チェーンストア)は7月から、傘下のコンビニエンスストア「セブン-イレブン」の全店舗で、熊本県のキャラクター「くまモン」のグッズを期間限定で販売する。熊本県は6月9日からくまモンを使用した商品の海外販売を解禁。正式な解禁後では台湾が初めての海外販売となる。

 熊本県観光経済交流局国際課の担当者によると、セブン-イレブンが定期的に開催するフェアに同県がタイアップする形で、くまモングッズを販売する。時期は7月9~8月5日、8月20~9月16日、11月19~12月1日(予定)の3回で、菓子をメーンに取り揃える。定番化が実現すれば、日本の大手菓子メーカーとの提携も検討するという。NNAが報じた。

18カ国対象に「ジャパンブランド調査2014」電通

18カ国対象に「ジャパンブランド調査2014」電通

 電通は6月2日、日本の文化や強みを生かした商品やサービスを海外展開する「クールジャパン」関連事業において、顧客企業のマーケティング活動支援を目的に、2014年4月に18カ国・地域で実施した「ジャパンブランド調査2014」の結果を発表した。中間所得層以上を対象にインターネットで実施。サンプル数は地域ごとに200、計3600だった。

 概略をまとめると以下の通りとなった。①日本が好きな国・地域のトップ3はベトナム、マレーシア、タイ②日本への好意度が高い人は日本のサブカルチャーやコンテンツへの興味・関心が高い③興味・関心のある日本の物事トップ3は「日本食」「日本への旅行」「日本のファッション」④ASEAN諸国ではアニメ・漫画と融合したコスプレをはじめとした「日本のファッション」「日本文化」が人気⑤「優れている」と思う日本の物事トップ3は「AV家電」「アニメ・漫画」「ロボット工学」⑥「優れている」もの、ASEANでは「日本の技術」、東アジアでは「日本の食・アニメ・漫画・温泉旅行」、欧米諸国では「日本庭園」⑦「Made in Japan」のイメージとして高いのは「ハイテク」「高機能」⑧日本食で最もメジャーなものは「寿司」⑨「日本酒」は自分へのご褒美として人気⑩日本産の食材で意向度が最も高いのは「野菜」。

 対象の18カ国・地域は中国、香港、韓国、台湾、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、アメリカ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア。

 

日鉄住金建材 ブータンでノンフレーム工法実証実験

日鉄住金建材 ブータンでノンフレーム工法実証実験

 日鉄住金建材は6月2日、ブータンでノンフレーム工法の共同プロジェクトを開始すると発表した。ブータン公共事業省の協力を得て、首都ティンプー郊外のドチュラ峠でノンフレーム工法を使った実証実験を実施。学術機関とも連携しながら地層・斜面の特性を踏まえた施工スタイルなどを確立し、早ければ1年半程度でODA案件としての実プロジェクトに移行させたい考えだ。産業新聞が報じた。

大和総研がミャンマーからICTインフラ構築を受注

大和総研がミャンマーからICTインフラ構築を受注

 大和総研は5月30日、ミャンマー中央銀行から資金・国債決済、担保管理を主な機能とする基幹システムを稼働させるために必要なICTインフラの構築を受注し、契約締結したと発表した。これは、国際協力機構(JICA)による無償資金協力事業として実施されるもの。

 実施に際しては富士通、KDDI、新日鉄ソリューションズ、パナソニック インフォメーションシステムズが参画する。また、ミャンマー中央銀行基幹システムのアプリケーション構築についてはNTTデータおよびNTTデータミャンマーが担当する。

宮崎大学がキャンパス内にイスラム文化交流棟

宮崎大学がキャンパス内にイスラム文化交流棟

 宮崎大学は、イスラム圏諸国の優秀な外国人留学生を戦略的に受け入れていくために、国際交流施設「イスラーム文化研究交流棟(Islamic Center)」を整備した。6月6日14:00から同施設の開所式を執り行う。その後、留学生らによるイスラム文化講演も同大学国際連携センターで行われる。

 イスラーム文化研究交流棟は約80平方㍍で、ハラル食品およびイスラム文化の研究、貿易促進に必要な情報交換や文化交流などを行う施設として設けられた。

ソフトバンクがインドネシアで50億円投資ファンド

ソフトバンクがインドネシアで50億円投資ファンド

 ソフトバンクはインドネシアで地元の通信大手インドサットと組み、5000万㌦(約50億円)の投資ファンド「SB  ISATファンド」を設立した。主な投資対象は電子商取引(EC)などインターネット関連の新興企業。SB  ISATファンドの運用期間は10年。両社のほか国内外のベンチャーキャピタルも出資する。

 東南アジア最多のネット利用者を擁する同国で有力企業を育て、収益源の拡大や海外事業のノウハウ獲得につなげる。日本経済新聞が報じた。

興福寺 300年ぶりに再建中の中金堂上棟式

興福寺 300年ぶりに再建中の中金堂上棟式

 世界遺産に登録されている興福寺(奈良市)で5月24日、約300年ぶりに再建中の中金堂の上棟式が行われた。信徒総代や宗教関係者ら約650人が完成に向けて工事の節目を祝った。2018年に落慶法要の予定。中金堂は710年の造営以来、戦火や落雷などで7回焼失。1717年に焼けた後は小規模な仮堂でしのいできたが、文献や絵画、発掘調査などを基に、創建当時の構造をほぼ忠実に復元する。

明治9年撮影の最古の箸墓古墳の写真保存

明治9年撮影の最古の箸墓古墳の写真保存

 宮内庁書陵部によると、卑弥呼の墓説がある奈良県桜井市の箸墓古墳(3世紀中ごろ~後半)など同県の天皇陵や皇族墓計44カ所を1876年(明治9年)に撮影した写真と原板が宮内庁に保存されていることが5月18日、分かった。日本で最古の古墳写真という。明治政府が奈良県に依頼し、官民合同の奈良博覧会社が撮影した。目的は不明。写真は計59枚あり、「大和御陵写真帖」と題するアルバムにまとめられていた。

   最古の大型前方後円墳とされる箸墓古墳は、特異な4段構造の墳丘や後円部頂上に築かれた巨大な円壇(直径45㍍、高さ5㍍)が写っていた。箸墓古墳は明治20年代に植樹されて樹木が密集しているが、撮影当時は木が少なく、墳丘本来の姿を鮮明に捉えた唯一の写真。謎の多い大王墓の構造を知る資料になるとみられる。退色が進んだため、書陵部が2011年度に原板のガラス湿板をデジタル化、画像を復元した。早ければ2015年にも宮内公文書館で一般に公開する。

 

「宝永」級地震は7000年で16回発生していた

「宝永」級地震は7000年で16回発生していた

 高知大の岡村真特任教授のチームは5月26日、東海、東南海、南海地震の3連動で起きたとされる宝永地震(1707年、推定マグニチュード8.6)に匹敵する巨大地震が、過去7000年の間に少なくとも16回起きていたことを示す津波堆積物を高知県土佐市の池で確認したと発表した。

 岡村氏らは南海トラフ付近での巨大地震や津波の発生間隔を研究するため、2006年から土佐市の蟹ヶ池で地層を調査し、2013年1月には過去六千数百年で少なくとも15回の巨大地震による津波痕跡を確認したと発表。その後も調査を続け、7000年前の地層に当たる池底約8.5㍍の深さまで到達。6500年前ごろにも津波を伴う地震があったことが分かった。

約55㌔の「弘法大師の道」復活 高野山開山1200年

約55㌔の「弘法大師の道」復活 高野山開山1200年

 奈良県と吉野山・金峯山寺、高野山・金剛峰寺などが、青年時代の空海が両山の間を歩いたとされる道のりの調査を終え、「弘法大師の道」として復活させた。ルートは約55㌔で、ほとんどが険しい登山道。弟子がまとめた詩文集などから当時の地理を踏まえてルートを推定した。関係機関でつくる実行委員会が5月28日から開山修業として実際に歩くという。2015年は空海が高野山を開いて1200年、大きな節目の年を迎える。