social のすべての投稿

ACSL ASEANへ本格進出のためインドで合弁会社を設立

自律制御システム研究所(所在地:東京都江戸川区、以下、ACSL)は5月12日、ASEAN(東南アジア諸国連合)に本格進出するため、インドでAeroarc Private Limited(以下、Aeroarc)と共同出資の合弁会社、ACSL India Private Limitedを設立すると発表した。インドでACSLのドローンを製造、販売していくことを目指し、ASEANへの進出を本格化していく。

横浜市大 ワクチン接種者の9割が変異株の中和抗体の保有解明

横浜市立大学の研究チームは5月12日、現在接種が進められている新型コロナウイルスワクチンが、従来株のほか様々な変異株に対しても中和抗体の産生を誘導し、液性免疫の効果が期待できることを明らかにした。日本人のワクチン接種者111名(未感染105名、既感染6名)を対象にファイザー製ワクチンの有効性について、中和抗体(液性免疫)の保有率を調査した。
独自の迅速抗体測定システム「hiVNT新型コロナ変異株パネル」を活用して、従来株および変異株7種の計8種に対する中和抗体を測定。未感染者でワクチン2回接種した人のうち99%が従来株い対して中和抗体を保有していた。N501Y変異株を有する3つのウイルス株(英国、南アフリカ、ブラジル株)に対しても90~94%の人が中和抗体を保有していた。計9株すべてに中和抗体陽性だった人は全体の約9割(93/105、89%)だった。

ソフトバンクG 連結純利益4.9兆円 日本企業の国内最高更新

ソフトバンクグループは5月12日発表した2021年3月期の連結純利益は4兆9,879億円となり、日本企業の歴代最高を更新した。従来の最高益はトヨタ自動車が2018年3月期に記録した2兆4,939億円。世界的な株高を追い風に投資事業で7兆円余を稼ぎ出し「GAFA」と肩を並べる規模を確保した。

高齢者ワクチン接種「7月完了」85.6% 政府が全国調査

政府は5月12日、新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種をめぐる全国1,741市区町村への調査で、全体の85.6%にあたる1,490自治体が、接種を「7月末までに完了できる」と回答したと発表した。これが実現されれば対象の高齢者約3,000万人の接種が済むことになる。
このほか、「8月中」と回答したのは185自治体(全体の10.6%)、「9月以降」と答えたのは66自治体(同3.8%)だった。

デジタル庁 9/1発足 改革関連6法成立 オンライン化推進

デジタル改革関連6法が5月12日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。これにより、改革の”司令塔”となるデジタル庁を9月1日に発足させるほか、マイナンバーカードの普及、押印の廃止を含む行政手続きのオンライン化など改革を加速させる。
政府は、デジタル化が遅れた日本の現状を変える切り札と期待をかけるが、個人情報保護への懸念も出ており、この点がきちんと払拭されない限り理解は広がらず、今後の課題となる。

2月生活保護申請8.1%増 増加は6カ月連続 雇用情勢反映

厚生労働省は5月12日、2月の生活保護申請は8.1%増えたと発表した前年同月比での増加は6カ月連続。2月に新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が最大11都府県に発令されており厳しい雇用情勢を反映した。2月から生活保護を受給した世帯は1万6,518世帯で、前年同月比で9.8%増加した。
全体の生活保護受給者数は204万7,778人(前年同月比0.8%減)で、受給世帯数は163万7,143世帯(同0.3%増)だった。

JR21年3月期連結決算で全6社赤字転落 総額1兆円 コロナ禍

JR旅客6社の2021年3月期連結決算が5月12日出そろい、全社の最終(当期)損益が赤字に転落した。赤字額の合計は1兆805億円となり、1987年の民営化以降で最大。新型コロナウイルスの感染拡大で鉄道利用者が激減したことが大きく響いた。
JR東日本は赤字額が5,779億円となったのをはじめ、JR東海とJR西日本も赤字額が2,000億円を超えた。前期の314億円の黒字からJR九州は189億円の赤字に、JR北海道とJR四国はそれぞれ前期の19億円、12億円の黒字から大幅な赤字に転落した。

生活雑貨のロフト 中国・上海市に直営3号店5/15オープン

生活雑貨専門店のロフト(所在地:東京都渋谷区)は5月11日、子会社「ロフト商業管理(上海)有限公司」(所在地:中国・上海市)が5月15日、海外直営3店舗目となる「曲阜路(チューフ-ル-)ロフト」を中国・上海市静安区の商業施設、上海大悦城(ダーユエチェン)SC3階にオープンすると発表した。
中国内で3店舗目、上海では2店舗目の直営店の出店となる。同店の営業面積は591㎡。文具雑貨やキャラクター雑貨など厳選された約9,500アイテムを展開する。

東大寺 東京芸大が復元した「執金剛神立像」2体を公開

東大寺(所在地:奈良市)は、東京芸術大から寄贈された国宝「執金剛神立像(しゅこんごうじんりゅうぞう)」の復元模刻2体を報道陣に公開した。同大は東大寺や東京理科大とともに、科学分析に基づいて、本体を彫刻、彩色し、約10年がかりで完成させたという。
復元を手掛けたのは、東京芸術大学保存修復彫刻研究室の「東大寺法華堂執金剛神立像完全復元プロジェクト」。制作資金の一部はクラウドファンディングで募り、約1,800万円が集まった。
執金剛神立像(高さ173cm)は奈良時代の8世紀中ごろの作。東大寺法華堂で毎年12月16日にだけ公開される秘仏として知られる。寄贈された2体のうち1体は漆を使った技法で現状の姿を模し、もう1体は当時の極彩色を忠実に再現している。なお、
像の一般公開は秋ごろの予定。