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インド新規感染者41万人,死者4,000人で過去最多 変異株が猛威

変異ウイルスが猛威を振るうインドで5月6日、新型コロナウイルスの新規感染者と死者が過去最多を更新、深刻な事態となっている。インド保健・家族福祉省は同日、1日あたりの新規感染者が約41万2,000人、1日あたりの死者も約4,000人とそれぞれ過去最多を更新した。
同国は爆発的なコロナウイルス感染拡大で病床や、治療用酸素が足りない、医療体制が崩壊状態に陥っている。

米紙 日本に東京五輪中止促す コロナ禍での開催は非合理的

米ワシントン・ポスト紙(電子版)は5月5日のコラムで、日本政府は東京オリンピック・パラリンピック中止を決断し、負担の「損切り」をすべきだと主張した。
コラムでは、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマスバッハ会長らを、「開催国を食い物にする悪い癖がある」とし、多額の大会経費を開催国に押し付けていると批判。新型コロナウイルス対策による更なる経費増大を踏まえて、「パンデミックの中で国際的メガイベントを開催するのは非合理的」と指摘し、日本政府に早期の決断を促している。

埼玉・所沢市 脱炭素へFCVをイベントの電源として貸出開始

埼玉県所沢市は4月から、燃料電池車(FCV)の公用車をイベントの電源として無料で貸し出す取り組みを始めた。公用車を使用しない、原則、土・日・祝日に貸し出す。
同市は10年前の東日本大震災と原発事故をきっかけに、温室効果ガスの排出削減や再生可能エネルギー普及を進めていて、政府が掲げる脱炭素に向けた取り組みに沿った一環。

新型コロナ関連倒産累計1,421件に 4月に最多 初の150件超え

東京商工リサーチのまとめによると、全国の新型コロナウイルス関連の経営破たんは、4月30日16時現在、負債額1,000万円以上で累計1,351件(倒産1,272件、準備中79件)に上った。4月は154件が判明、初めて150件を超え、3カ月連続で最多を更新した。このほかに負債1,000万円未満の小規模倒産が累計70件となり、合わせて累計1,421件となった。
都道府県別にみると、多い順に東京都325件、大阪府136件、神奈川県67件、愛知県62件、北海道60件と続いた。業種別上位は飲食業245件、建設業117件、アパレル111件、宿泊業78件だった。

大阪府のコロナ重症患者446人に 大幅に病床運用率100%超える

大阪府内の新型コロナウイルスの重症患者が、変異株の拡大が続いていることから、重症病床を大幅に超えている実態が分かった。
5月5日時点で受賞患者用病床は、実際に運用されている病床が361床、患者が372人で、「病床運用率」は103%。これとは別に重症患者1人を滋賀県の医療機関で受け入れているほか、大阪府の要請に基づいて73人が軽症・中等症の患者用の病床で治療を受けている。したがって、大阪府の重症患者数は446人に上っている。

日本の農業従事者5年間で23.1%減 平均年齢67.8歳 農水省

農林水産省が5年に1度、全国の農業関係者を対象に実施している農業版の国勢調査「農林業センサス」によると、2020年2月1日時点で全国で農業に従事している人は152万人で5年前に比べ45万7,000人(23.1%)減少していることが分かった。また、農業を職業としている人の平均年齢は67.8歳で5年前から0.8歳上昇した。担い手の減少と高齢化に、いぜんとして歯止めがかかっていない。
こうした状況を受け、農水省は5月中にも新たな検討会を設け、抜本的な課題である若い世代の就農を促す施策について、集中的に議論を行うことになった。
一方、今回の調査で法人形態で農業を行っている組織の数がおよそ3万1,000と、5年前から4,000増えたほか、大規模な耕作地が増えていることが分かったという。

全自動PCR検査システムのトレーラーコンテナ実用化へ検証

京都大学医学部附属病院、川崎重工業、シスメックスの3者はこのほど、共同でトレーラーコンテナによる新型コロナウイルス感染症のPCR検査をロボットにより、完全自動化した移動型検査システムを開発、実用化に向けた検証を進めていくことになった。
これは長さ12mのコンテナの中に、PCR検査に必要な機器と、検体を扱うロボットアームなどが設置されている。検査試薬の調整やウイルス遺伝子の抽出など検査のすべての工程を機械が自動で行う。1日あたり最大2,500人分の検体の検査を、随時検体投入後約80分で迅速に検査できる能力がある。

米ファイザー ワクチン売上高2.8兆円 従来予想の1.7倍に

米製薬大手ファイザーは5月4日、ドイツのバイオ企業ビオンテックと開発した新型コロナウイルスワクチンについて、2021年12月期の売上高見通しを上方修正し、従来予想と比べて約1.7倍にあたる260億ドル(約2兆8,000億円)程度になることを明らかにした。
これは4月中旬までの契約に基づき、年内に16億回分の供給を見込んでいることに伴うもの。この結果、ワクチンの売上高はファイザー全体の3分の1を占める規模に拡大する見通し。
ファイザーは製造設備増強を進めており、ワクチンの年間生産量を最大25億回分に引き上げることを目指している。今後の供給契約の進展次第で売上高はさらに上方修正される可能性がある。

シンガポール 入国者の隔離1週間延長し21日間に 変異株で

シンガポール政府は5月4日、入国者に求めているホテルでの隔離期間を現状の14日間から21日間に延長すると発表した。変異株の世界的な広がりもあって、隔離を終えた後に発症する事例が出ていることから延ばすことにした。延長は5月7日午後11時59分から。
シンガポールは入国時の隔離措置を相手国の感染状況に合わせ3段階に分けている。今回の措置により、日本を含む大半の国からは21日間のホテルでの強制隔離が必要になる。

高野山・金剛峯寺でコロナによる死者の追悼と終息祈願

和歌山県・高野山金剛峯寺で5月3日、新型コロナウイルスに感染し亡くなった人たちの追悼と、コロナの終息祈願の法要が営まれた。金堂で営まれた法要には、高野山の僧侶らおよそ30人が参加し、亡くなった人たちを追悼した。また、燃え盛る炎に護摩木を投げ入れ、変異を繰り返し、引き続き猛威を振るう新型コロナの早期終息を祈願した。