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『ハウジング・レポート』
国交省 21年2月新設住宅着工 20カ月連続減少
国土交通省が発表した2021年2月の建設着工統計によると、新設住宅着工は全体で前年同月比3.7%減の6万764戸となり、20カ月連続で減少した。
利用関係別にみると、持家は同4.3%増の2万390戸で4カ月連続増加。貸家は同0.4%減の2万2,556戸で30カ月連続減少した。分譲住宅は同14.6%減の1万7,398戸で、1月の増加から一転、再び2ケタの減となった。このうちマンションは同27.5%減の6,779戸、一戸建て住宅は同4.0%減の1万470戸だった。
20年度近畿圏マンション販売 平均価格は2年ぶりに上昇
不動産経済研究所がまとめた「近畿圏のマンション市場動向」によると、2020年度(2020年4月~2021年3月)のマンション新規販売戸数は前年度実績(1万7,452戸)比7.0%減の1万6,233戸にとどまった。地域別では神戸市部、兵庫県下、京都市部が増加し、大阪市部、大阪府下は減少した。
平均月間契約率は72.5%で、前年度の73.1%に比べて0.6ポイントダウンした。初月契約戸数は1万1,771戸で、前年度実績を7.7%下回った。1戸当たり平均価格、㎡単価はそれぞれ4,160万円、69万8,000円。前年度比6.6%、1.0%それぞれアップした。平均価格は2年ぶりに上昇し、㎡単価は8年連続で上昇した。