米航空宇宙局(NASA)は3月27日、火星で探査車に搭載していた小型ヘリコプターの飛行実験を4月8日ごろ実施すると発表した。火星は重力が地球の4割程度しかないものの、大気も1%ほどの薄さで、ヘリが本当に浮力を得られれるかが注目される。成功すれば探査車ではたどり着けない地形や広範囲の偵察にも道が開けそうだ。地球以外で初の動力付き飛行となる実験で、地表から3mほど浮き上がり、空中でしばらく静止(ホバリング)して着陸する。
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島津製作所 下水を定期検査 コロナを早期発見「京都モデル」開発
計測分析機器大手、島津製作所(本社:京都市中京区)は3月26日、受託分析子会社、島津テクノリサーチ(本社:京都市中京区)が高齢者施設などの排水を定期的に検査し、新型コロナウイルス感染者を早期に発見するモニタリングシステム「京都モデル」を開発したと発表した。ウイルスが検出されればPCR検査で陽性者を特定し、クラスター(集団感染)の発生を防ぐ。京都市内での実証実験を経て、4月末の本格展開を目指す。
すでに3月8日から京都府や京都市の協力を得て、陽性者が滞在する市内2施設で実証実験を始めた。4月末以降の検査サービス開始後は高齢者施設や病院・学校・ホテル、自治体などによる利用を想定。対象エリアはまず京都府内から始め、全国に拡大していく考え。
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4/1から導入の「70歳就業法」へ企業の準備進まず 負担重い選択
4月1日から導入される雇用関連制度への企業の準備が進んでいない。これは「70歳就業法」とも呼ばれる改正高年齢者雇用安定法の施行と、中小企業への「同一労働同一賃金」の適用。いずれも多様な働き方を認めて自由に選択できる環境を整えるもの。
企業は現在希望する従業員全員を65歳まで雇用する制度を整備しなければならない。これに加え4月以降、さらに70歳まで就業させる制度の導入に努めることが義務化される。定年制の廃止や定年の引き上げ、継続雇用制度の導入などの選択肢がある。
厚生労働省の調査によると、66歳以上でも継続して働ける企業は2020年6月1日時点で3社に1社にとどまる。あるシンクタンクによると、60代後半の就労希望者がすべて実現すれば、就業者数を約70万人押し上げる効果があるとの分析もある。企業に早急に準備を促す施策が求められる。