大阪府内の新型コロナウイルスの重症患者が、変異株の拡大が続いていることから、重症病床を大幅に超えている実態が分かった。
5月5日時点で受賞患者用病床は、実際に運用されている病床が361床、患者が372人で、「病床運用率」は103%。これとは別に重症患者1人を滋賀県の医療機関で受け入れているほか、大阪府の要請に基づいて73人が軽症・中等症の患者用の病床で治療を受けている。したがって、大阪府の重症患者数は446人に上っている。
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大阪府 緊急事態「解除は困難」医療ひっ迫続き延長不可避
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JR西日本 陸上養殖のサーモンを販売開始 回転ずし店で販売
JR西日本は、中国地方最高峰、大山に近い標高350mの山中にある養魚場(所在地:鳥取県倉吉市)で養殖されたトラウトサーモンを、「クラウンサーモン」のブランドで販売開始した。関西圏で飲食店を展開する大起水産(本社:大阪府堺市)と提携し、まずは同社の回転ずし店などに年間1万匹を出荷する。
養魚場のある関金地区は年間を通じて冷たく良質な湧水が豊富で、西日本有数のワサビ生産地でもある。この小泉川養魚場は、サケ・マス類やイワナを養殖していたが幼魚の出荷先だった海面養殖の事業者が、コロナ禍の打撃を受けて昨年撤退。販路に困っていたところへ、サバの陸上養殖で交流のあったJR西日本が声をかけ、このプロジェクトがスタートした。
海面養殖では水温上昇がリスクになるがこの陸上養殖ではその心配がない。海外のサーモンよりやや小ぶりの1匹2~3kgでの出荷になるものの、海面養殖では付きがちな寄生虫の心配もなく、鮮度の高い刺し身を味わえるという。
関空20年度の総旅客数92%減 コロナで国際便99%と大打撃
関西空港を運営する関西エアポートがまとめた2020年度の関西国際空港の運営概況(速報値)によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年度比92%減の225万人だった。年度としては1994年9月の開港以来、過去最低となった。新型コロナウイルスの流行に伴う渡航制限で国際線の便数が大幅に減少したことが響いた。
20年度の国際線の旅客数は99.1%減の20万人にとどまった。国内線も遠方への旅行や出張の自粛で旅客数は69%減の205万人だった。国内線は政府の観光支援事業「GoToトラベル」の効果で一時的に回復したが、1月の緊急事態宣言で再び落ち込んだ。
なお同時に発表した20年度の大阪(伊丹)空港の旅客数は63%減の581万人、神戸空港は63%減の121万人だった。
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医療体制ひっ迫続く大阪府が「入院待機所」増設 18床へ
大阪府は入院先が決まらない新型コロナウイルス患者が一時的に酸素吸入などの処置を受ける待機所を大阪市内に新たに1カ所設けて受け入れ態勢を強化した。
新型コロナウイルス患者の受け入れ病床を確保しきれない府は4月22日、待機所を設置。ベッド10台と酸素吸入装置のほか、血液中の値や心電図を確認できるモニターなどが整えられている。今回新たに1カ所設け、ベッド数を8床増やして18床とした。
府によると、4月30日午前8時までに55人の患者が運び込まれ、入院先が決まって搬送されるまでの平均滞在時間は30日朝の時点で12時間程度。最も長かったケースではおよそ36時間に及んだという。大阪府内では患者の入院先が決まらず、救急車の中などで長時間、待機を余儀なくされる事態が相次ぎ、救急車の稼働率も大幅に下がっている。
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近畿20年度平均の有効求人倍率0.49㌽低下の1.08倍 雇用悪化
厚生労働省のまとめによる近畿2府4県の2020年度平均の有効求人倍率は1.08倍で前年度に比べ0.49㌽の大幅な悪化となった。オイルショックの影響が続いた1975年度以来の下落幅。新型コロナウイルスの感染拡大による雇用情勢の悪化を裏付けた。
大阪労働局の担当者は、20年度は製造業は後半に持ち直したが、小売りや飲食、宿泊業は年度を通して雇用は低調だった」と分析。ワクチン接種の状況次第で、先行きは不透明との見方を示している。
近畿2府4県の3月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01㌽低下の1.05倍。府県別では奈良が1.15倍、大阪が1.14倍、和歌山が1.06倍、京都が1.00倍、兵庫が0.94倍、滋賀が0.90倍だった。
総務省がまとめた近畿の3月の完全失業率(原数値)は、前年同月比0.2㌽低下の2.9%だった。