上川陽子外相は12月8日、韓国高裁が旧日本軍の元慰安婦への賠償を日本政府に命じた判決に関し「上告する考えはない」と述べた。日韓両政府は2015年に慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認しており、今回の判決は「極めて遺憾で断じて受け入れられない」と強調。「韓国側が適切な措置を講じることを求めたい」と訴えた。
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上川外相 韓国・高裁の慰安婦判決に抗議「適切な措置を」
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国連安保理 ガザの「戦闘休止」を要請 5回目で初採択
国連安全保障理事会は11月15日、緊急会合を開きパレスチナ自治区ガザにおける戦闘の「緊急かつ人道的な一時休止」を要請する決議案を採択した。決議案は今回が5回目で、ようやく成立にこぎ着けた。
今回は非常任理事国のマルタが決議案を提出。フランス、中国、日本など12カ国が賛成。拒否権を持つ常任理事国んp米国、英国、ロシアは棄権した。拘束力のない国連総会決議とは異なり、安保理決議にはイスラエルも含めて国連加盟国は従う義務がある。
10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃して以降、安保理では4回にわたりガザの戦闘に関する決議案を諮ってきた。だが米国、ロシア、中国が拒否権を行使して決議案はまとまらず、調停機関として機能不全に陥っていた。