「アジア-国際交流」カテゴリーアーカイブ

ラックフェン国際港開港 日越間で初の官民連携

ラックフェン国際港開港 日越間で初の官民連携

ベトナム・ハイフォン市で5月13日、JICA(国際協力機構)が総額1141億円の円借款で支援するラックフェン国際港の開校式典が盛大に開催された。同式典にはグエン・スアン・フック首相、梅田邦夫駐ベトナム特命全権大使、JICA小中鉄夫所長、ハイフォン市要人らおよそ800人が参列した。
同港は、ベトナム北部経済の玄関口、ハイフォン市で増大する貨物需要や船舶の大型化にも対応可能な国際大水深港として建設されたもの。同港の開港により、日系企業を含む多数の外国企業が進出しているベトナム北部地域の産業開発がさらに進展し、国際競争力の強化に貢献することが期待される

3.4兆円の投資枠などで合意 日中が金融協力

3.4兆円の投資枠などで 日中が金融協力

日本、中国両政府は5月9日の首脳会談で、中国政府が日本の機関投資家に2000億元(約3兆4000億円)規模の人民元建ての投資枠を認めることなどを含む金融協力の強化で合意した。
近年の外交関係の冷え込みによって停滞していた経済連携を再び強化し、両国経済の成長につなげる。
NNA ASIAが報じた。

日中首脳立ち会いで「日・中社会保障協定」に署名

日中首脳立ち会いで「日・中社会保障協定」に署名

年金の二重加入問題など、社会保障に関する日・中両国政府間協定(日・中社会保障協定)の署名が5月9日東京で、安倍晋三首相および李克強首相の立ち会いのもと、日本の河野太郎外相と中国の王毅外相との間で行われた。
現在、日中両国からそれぞれの相手国に派遣される企業駐在員について、日中双方の年金制度に二重に加入を義務付けられる問題が生じている。日・中社会保障協定はこうした問題を解決することを目的としており、この協定が効力を生ずれば、派遣期間が5年以内の一時派遣被用者は原則として、派遣元国の年金制度のみに加入することになる。
この協定は日本が署名する21番目の社会保障協定。中国の在留邦人は2016年10月1日現在12万8111名(外務省海外在留邦人数調査統計)。

日中 偶発的衝突回避へ「海空連絡メカニズム」運用へ

日中 偶発的衝突回避へ「海空連絡メカニズム」運用へ

安倍晋三首相と中国の李克強首相の日中首脳会談で5月9日、日中の軍用機や艦艇の偶発的な衝突を避けるため、防衛当局間のホットラインを含めた連絡体制「海空連絡メカニズム」の運用を始めることで合意した。今後、早急に詳細を詰め、6月8日に運用開始する予定。
両国は10年前から連絡体制の確立を協議してきたが、今回ようやく合意に至った。

日中韓共同宣言に朝鮮半島の”非核化”を明記

日中韓共同宣言に朝鮮半島の”非核化”を明記

日中韓3カ国は5月9日、安倍晋三首相、李克強首相、文在寅大統領による首脳会談で、朝鮮半島の完全な非核化に向けた連携で一致。共同宣言に非核化を明記した。
北朝鮮による日本人拉致問題については「対話を通じて可能な限り早期に解決されることを希望する」とした。経済分野では、アジアのインフラ整備をめぐる協力や日中韓の自由貿易機協定(FTA)交渉の加速などを盛り込んだ。
このほか、3首脳は4月末の南北首脳会談の「板門店宣言」を「評価し、歓迎する」とした文書も発表した。

韓国の文大統領が来日 日中韓首脳会談に出席

韓国の文大統領が来日 日中韓首脳会談に出席

韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が5月9日午前9時過ぎ、専用機で羽田空港に到着した。韓国大統領の訪日は約6年半ぶり。
安倍晋三首相、李克強首相との3カ国首脳会議では非核化に向けた朝鮮半島情勢のほか、日中韓自由貿易協定(FTA)など経済協力についても話し合われる見込み。

李首相が初来日 日中関係改善・発展へ協議

李首相が初来日 日中関係改善・発展へ協議

中国の李克強首相が5月8日、公賓として2013年3月の首相就任以来初めて日本を訪れた。中国首相の来日は、2011年5月の温家宝氏以来7年ぶり。
羽田空港で河野太郎外相や中国の王毅外相、程永華駐日大使らが出迎えた。李首相は9日、予定されている日中韓首脳会談や、安倍晋三首相との会談に臨む。
今年は日中平和友好条約締結40周年で、両国の関係改善・発展の機会になることが期待される。

日・シンガポールの二国間通貨スワップ延長で合意

日・シンガポールの二国間通貨スワップ延長で合意

日本の財務省とシンガポール通貨監督庁は5月4日、二国間通貨スワップ協定を延長すると発表した。現行の第3次協定が5月21日、失効するのに伴うもの。シンガポールの交換上限額は30億米ドル相当、日本の交換上限額は10億米ドル。
現在交渉中の改正で、両当局はシンガポール側の交換通貨に米ドルに加えて日本円も加えることを検討している。なお、この取極の交換上限額に変更はない。

日・インドネシアの二国間通貨スワップ改正で基本合意

日・インドネシアの二国間通貨スワップ改正で基本合意

日本の財務省とインドネシア中央銀行は、締結中の第3次二国間通貨スワップ取極(BSA)を改正することで基本合意した。この取極の交換上限額は227.6億米ドル相当。
今回の改正により、インドネシアは自国通貨のインドネシア・ルピアを米ドルに加えて日本円とも交換することが可能になる。

日中首脳が初の電話協議 朝鮮半島の非核化へ連携・協力

日中首脳が初の電話協議 朝鮮半島の非核化へ連携・協力

安倍晋三首相は5月4日、中国の習近平国家主席と電話で約40分間にわたり協議した。この中で、先に行われた南北首脳会談の板門店宣言で完全な非核化が盛り込まれたことを評価し、非核化に向けて日中間で連携、協力することで一致したという。
日本の首相と中国の国家主席の電話協議は初めて。今回の電話協議は、初の米朝首脳会談を控え、日本側の要請で行われた。