西陣織織元7社がジャカルタの工芸展に初出展
京都・西陣織の織元7社でつくる団体「西陣織アンソロジー」が4月26日から、インドネシアの首都ジャカルタで開催中の工芸展に初めて出展し、注目を集めている。
京都の高級絹織物、西陣織を、一見場違いな赤道直下の国へ売り込めるのか-と考えがちだが、織元ではインドネシアの伝統衣装のバティックの派手な柄に類似点があり、富裕層に受け入れられるはず-と見込んでいる。
中国経済連合会 マレーシア投資開発庁と覚書
中国経済連合会(広島市中区)は、マレーシア投資開発庁(MIDA)と今後の関係強化に向けた覚書(MOU)を締結する。
締結式は4月10日、ホテルニューオータニ大阪で行われる。締結式にはマレーシア政府からダトゥ・セリ・ムスタバ・モハメド国際通商産業相、MIDAのアズマン・マフムド長官、同ユスリ・ジャマール大阪事務所長ら、日本側から中国経済連合会の苅田知英会長らが出席する予定。
覚書の趣旨は、相互の理解と友好を深めながら、両組織間で経済交流を促し、中国地方およびマレーシア双方の経済発展に寄与する。
中国地方5県に拠点を置く企業のマレーシアへの輸出や工場進出、投資を支援するとともに、マレーシアから中国地方への輸入なども後押しする。
大分ケーブルテレコム 中国武漢TV局と協力協定
大分ケーブルテレコム(大分市)と中国・武漢広播テレビ局(湖北省武漢市)は4月1日、大分市の友好都市、武漢市で番組交流などを内容とする「友好的な協力に関する協定」を締結した。
同協定は大分市と武漢市の友好都市関係の下、両者相互の人的および知的資源等を活用し、友好的な交流、協力関係をさらに推進させることを目的としている。また、この協定により大分県への訪日外国人旅行客の誘致を目指し、地域の活性化につなげる。
毎年両者で選出した3~5番組を相互に放送する。また、毎年1作品以上の共同撮影プロジェクト完成を目指す。武漢市は2014年時点で人口約1022万人の大都市だ。
JOGMEC 中国、ベトナムなどと炭鉱技術移転で覚書
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、本部:東京都港区)はこのほど、中国、インドネシア、ベトナムの各カウンターパートとの間で、各国の炭鉱技術者等を対象とした平成29年度の石炭採掘・保安に関する技術移転事業についての覚書および実施計画書を交わした。
これに基づき、日本受け入れ研修としては炭鉱技術者および保安監督者等を対象に、日本の炭鉱現場等を活用して炭鉱技術の海外移転を行う。また、派遣研修としては、日本人炭鉱技術者等を指導員として産炭国に派遣し、現地に即した炭鉱技術の海外移転を行う。
これらの技術指導を行うことで、アジア地域の石炭需給の安定および日本への石炭安定供給確保に寄与するとともに、産炭国との関係強化を図る。