公正取引委員会は7月9日、東証プライム上場の建設用クレーン大手、タダノ(本社:高松市)に対し、部品の製造委託業者に金型を無償で保管させ、棚卸しさせたのは下請法(現 中小受託取引適正化法)違反にあたるとして、再発防止を求めて勧告した。
これを受け、タダノは同日、「厳粛に受け止め、コンプライアンス(法令遵守)の一層の強化と再発防止に務めます」とするコメントを出した。
公取委によると、同社は2024年1月以降、取引先50社に対し、クレーン車や高所作業車の部品を製造するための金型などの棚卸し作業を無償で計173回行わせ、うち22社に計314個の金型を無償で保管させていた。
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全東信 自己破産申請で飲食店などに混乱広がる
クレジットカード決済代行サービスの全東信(本社:大阪市)が7月6日、大阪地裁に自己破産を申請した。帝国データバンクによると、破産申告時の負債額は約1,151億6,400万円。
これを受け、そのサービスを活用していた全国の飲食店に大混乱が生じている。その結果、売上金の回収が見込めなくなったうえ、現金払いのみの営業を迫れらる店も相次いでいる。
全東信のような中小企業の決済インフラを支える事業が行き詰まった背景には、長かった”ゼロ金利・超低金利”時代を経て、”金利のある世界”の復活があるとの見方もある。
全東信は、消費者がクレジットカードで支払った代金を、カード会社に代わって早期に加盟店に入金するサービスで、手数料を得ていた。一般的にカード会社からの入金は月2回。それでは、中小事業者は資金繰りが厳しくなる。そこで入金のサイクルを短くできることを”売り”に飲食店などを中心に加盟店を獲得、運営していた。