「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

大和物流 ベトナム・ドンナイ省で国際物流事業を本格始動

大和ハウスグループの大和物流(本社:大阪市西区)は11月24日、2020年11月に設立したベトナムの現地法人Daiwa Logistics Vietnam Co.,Ltd.(以下、ダイワロジスティクスベトナム)を通じて倉庫事業を開始し、国際物流事業を本格始動したと発表した。
同社は今回ベトナム国内での3PL事業基盤の構築を目的に、ドンナイ省ロンタイン地区で物流拠点「ロックアンビンソンロジスティクスセンター」を開設し、国際物流事業を本格的に開始する。3PLは、荷主企業に代わる第三者として、物流を設計・提案し、包括的に受託する事業形態。

大成建設 ベトナム・ハノイで日本品質のオフィスビル開発

大成建設(本店:東京都新宿区)は11月24日、ベトナム・ハノイ市でグループが一丸となって投資、設計・施工、運営に取り組むオフィスビル開発事業「(仮称)TAISEI HANOI OFFICE TOWER」に着手すると発表した。建物の竣工は2024年5月を予定。物件概要は地下4階・地上20階、延床面積約4万5,600㎡、貸床面積約2万4,200㎡。計画建物は18フロアのオフィスフロアを有し、低層部には店舗スペース、地下4フロアには駐車場・バイク駐輪場を計画している。
同事業はジャパンクオリティの快適かつ、環境にも配慮したワークプレイスの提供を目指すもの。設計・施工は同社100%出資のベトナム現地法人、VINATA INTERNATIONAL Co.,Ltd.が担当する。計画地はハノイ中心部(ホアンキエム湖)から西側へ約8kmの位置にあり、ノイバイ国際空港やハノイ近郊の工業団地へのアクセスが良い環状3号線に面している。

日立 筑波大から2基目の陽子線がん治療システム受注

日立製作所は11月22日、筑波大学から陽子線がん治療システム一式と、新陽子線施設の設計・建設から運営・保守・維持管理などを含む、PFI方式による陽子線施設整備運営事業を受注したと発表した。新施設にはコンパクトな配置で、加速器一式と回転ガントリ治療室2室を備えた陽子線がん治療システムを納入する。2025年夏ごろに治療開始予定で、その後20年間にわたり日立が運営を支援していく。
2001年に日立の陽子線がん治療システムを導入後、約20年が経過し老朽化が進んだため、新規に施設整備を実施するもの。新施設完成後、既存施設から移行する予定。

旭化成 再エネで水素製造 25年にも装置販売 水素価格1/3へ

旭化成(本社:東京都千代田区)は11月25日、脱炭素社会に向け、2025年にも再生可能エネルギーの電気で水素を製造する装置の販売を始める計画を明らかにした。福島県浪江町で実証実験中の装置を商用化する。水素製造効率を高め、価格を現在の3分の1程度に下げることを目指す。

リアルテックHD エビ養殖のインドネシアJALA Techに投資

先端技術に投資するベンチャーキャピタル、リアルテックホールディングス(所在地:東京都墨田区)は11月24日、運営するリアルテックグローバルファンドが、JALA Tech Pte.Ltd.(本社:シンガポール、事業国:インドネシア、以下、JALA)への出資を実施したと発表した。
JALAは非衛生・非効率的なエビ養殖現場をサスティナブルな産業へと変革することを目指すインドネシア発ベンチャー。養殖池の水質を的確に検知するデバイスと取得データを可視化するプラットフォームを開発・提供している。さらに独自のデータベース・AIアルゴリズムを活用したエビの成長・収穫予測、養殖場の異常検知・レコメンド機能を備えており、インドネシア全域の養殖池運営の最適化を支援している。2021年現在、同システムを6,700を超える養殖現場に導入している。
リアルテックホールディングスは、ユーグレナとリバネスの合弁企業。

新生銀行 買収防衛策を撤回 SBIから社長受け入れで合意

新生銀行は11月24日、SBIホールディングスによるTOB(株式公開買い付け)に対抗するための買収防衛策を取り下げると発表した。これに伴い、防衛策発動の賛否を諮る25日の臨時株主総会は中止する。新生銀行はSBIホールディングスから社長を受け入れ、事業運営に協力することで合意した。

旭化成 廃プラ由来ブタジエンによるS-SBRを生産へ

旭化成(本社:東京都千代田区)は11月24日、Shell Eastern Petroleum(Pte)Ltd.(本社:シンガポール、以下、Shell社)と、廃プラスチックおよびバイオマス由来のブタジエン「以下、サステナブルブタジエン」の購入に関する売買契約を締結したと発表した。2022年3月末までにシンガポールにある同社の合成ゴムプラントにサステナブルブタジエンを投入し、同時にこれらを原料としたサステナブルS-SBR(溶液重合法スチレンブタジエンゴム)の生産およびマーケティングを開始する予定。

バンコクに「焼肉ライク」11/24 タイ1号店オープン

飲食チェーンのダイニングイノベーション(本社:東京都渋谷区)は11月24日、グループ企業のダイニングイノベーション・アジアパシフィックがタイの首都バンコクに「焼肉ライク」の同国内1号店をオープンしたと発表した。出店場所はショッピングモール「セントラルプラザ・ラプラオ」内。

塩野義 新型コロナ感染症対策でベトナム政府と基本合意

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は11月25日、ベトナム保健省との間で新型コロナウイルス感染症を含む感染症対策に関する基本合意書を締結したと発表した。これに基づき、ベトナム保健省、Advanced International Joint Stock Company(本社:ベトナム・ハノイ)および塩野義製薬の3社は、塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルスワクチンおよび経口治療薬(飲み薬)のベトナムでの臨床試験促進ならびに、塩野義製薬によるベトナムへのワクチン製造技術移管への協力などについて、具体的な協議に移行する。