「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

日本MS 生成AIに特化のPC発売 端末上で高速データ処理

日本マイクロソフトは6月17日、生成AIの処理性能を高めた新型パソコンを18日に発売すると発表した。米マイクロソフトが開発したパソコン向けの新しい機能「コパイロット+PC(プラスピーシー)」に対応した。価格は20万7,680円から。
大量のデータ処理が必要なAIを端末上で素早く動かすことで、40カ国以上の言語を瞬時に翻訳するほか、画像生成ソフトが高速で動く。従来はクラウド上で提供しており、応答に時間がかかっていた。
なお、日本エイサー、エイスース・ジャパン、デル・テクノロジーズ、日本HP、レノボ・ジャパンもコパイロット+PCに対応したパソコンを18日以降に発売すると発表した。

スズキ ティアフォーと資本業務提携 自動運転実用化へ

スズキ(本社:静岡県浜松市)は6月17日、自動運転システムの開発や導入支援を手掛けるティアフォー(本社:名古屋市)と資本業務提携したと発表した。地域モビリティを支える自動運転技術の研究開発および社会実装を進め、スズキの軽自動車や小型車にティアフォーの自動運転車向けのソフトウエアを組み合わせ、新たな自動運転サービスの創出を目指す。

不織布のハビックス タイ子会社「HAVIX TRADING」を解散

不織布・衛生用紙を手掛けるハビックス(本社:岐阜市)は6月14日、タイの連結子会社、HAVIX TRADING(Thailand)Co.,Ltd.(所在地:タイ・バンコク)を解散、清算すると発表した。同社は2012年8月、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域における不織布製品の事業拡大を目的として設立された。だが、経営効率化および経営資源の有効活用、業績拡大への寄与度などを勘案した結果、解散・清算を決めた。

放置空き家が周辺不動産の価格押し下げ 損失3.9兆円の試算

全国空き家対策コンソーシアムは、長期間放置された空き家は周辺の不動産価格も押し下げ、国全体の経済損失は2023年までの5年で3.9兆円に上るとの試算をまとめた。同コンソーシアムは企業や研究機関など15団体が集って空き家問題に取り組む民間団体。
長期間放置された空き家が存在する地域は、周辺住宅の売却や賃貸も難航しかねず、敬遠されがちで、取引の停滞でさらに空き家が増える悪循環を招くとの指摘もある。

3大都市圏のバイト時給 5月は3%上昇, 飲食系がけん引

リクルートのまとめによると、5月のアルバイト・パート募集時の平均時給は、3大都市圏(首都圏、東海、関西)で前年同月比36円(3.1%)高の1,186円だった。訪日外国人客の対応で人手不足に悩む飲食店などフード系が43円(3.9%)高の1,154円となり、上昇をけん引した。2カ月連続で過去最高を更新した。

パソナG 台湾大学とグローバルリーダー育成へ基本合意書

パソナグループ(本社:東京都千代田区)は6月14日、国立台湾大学(National Taiwan University)とグローバルリーダーの育成に向けた「基本合意書」を締結したと発表した。その取り組みの一環として、6月17日より兵庫県・淡路島で台湾大学生のインターンシップを開始する。インターンシップ研修は6月17日〜8月23日。
国立台湾大学は1928年創立以来、歴代総統など台湾のグローバルリーダーを輩出、台湾を代表する高等教育機関の一つ。16の単科大学、3つの専門大学、そして多くの学士課程や教育機関を持ち、台湾有数の総合大学として知られている。

スカイドライブ 万博の「空飛ぶクルマ」商用運航見送り

スカイドライブ(本社:愛知県豊田市)は6月14日、2025年大阪・関西万博での「空飛ぶクルマ」の運航について、乗客の乗せた商用飛行を見送ると発表した。機体の開発計画などを精査した結果、客を乗せないデモフライトにすることを決めた。
同万博の運営主体である博覧会協会では、空飛ぶクルマの2025年万博における”国内初の商用運航”を目玉の一つに掲げていただけに、運航予定の他グループの動向が注目される。
同万博ではスカイドライブに加え、ANAホールディングスと米ジョビー・アビエーション、日本航空、丸紅が乗客の乗せた空飛ぶクルマの運航を予定していた。スカイドライブは2026年に空飛ぶクルマの量産に必要な「型式証明」を日本で取得し、商用運航を始めたい考えだ。

富士フィルム 韓国平澤市で先端半導体材料の新工場竣工

富士フィルム(本社:東京都港区)は6月14日、韓国・平澤(ピョンテック)市で先端半導体材料の新工場が竣工したと発表した。新工場は半導体材料の韓国現地法人、FUJIFILM Electronic Materials Korea Co.,Ltd.(本社:韓国忠清南道天安市)が、韓国・平澤市に新たに建設したもの。イメージセンサー用カラーフィルター材料「COLOR MOSAIC(カラーモザイク)(TM)」を生産する。本格稼働は2024年12月末を予定。

キリンHD ファンケル買収を発表 買収総額は約2,200億円

キリンホールディングス(HD)(本社:東京都中野区)は6月14日、持分法適用会社で健康食品大手のファンケル(本社:横浜市中区)を買収すると発表した。TOB(株式公開買い付け)を実施し、年内にも全株式を取得する。買収総額は約2,200億円。キリンHDは、これまでの資本業務提携関係をベースに、ファンケルの開発力や販路を完全に取り込み、健康関連事業に背水の陣で臨む。

ホンダ 新型軽商用EV「N-VANe:」10/10発売 本格始動へ

ホンダ(本社:東京都港区)は6月13日、新型軽商用EV(電気自動車)「N-VANe:(エヌバンイー)」を10月10日に発売すると発表した。同社が強みとする身近な軽商用バンから日本のEV展開を本格スタートする。N-VANe:は、好評を得ているガソリンモデル「N-VAN」をベースに、EVならではの使い勝手を加えた軽商用EV。大容量バッテリーの採用はじめ、商用ユースに求められる実用航続距離と大容量の荷室空間の両立を目指した。充電時間は普通充電(6.0KW出力)で約4.5時間、急速充電(50KW)で約30分と利便性も追求している。