「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

大谷翔平 3年連続4度目のMVP受賞 満票

米MLBの2025年の最優秀選手(MVP)が11月13日(日本時間14日)発表された。ナ・リーグではドジャースの大谷翔平選手が満票で3年連続4度目となる受賞を果たした。4度目の受賞は、バリー・ボンズに次いで歴代単独2位の快挙。
大谷は今季ドジャースでDHと投手の”二刀流”としてプレーし、チームをリーグ優勝に導いた。

MLBサイ・ヤング賞 山本由伸受賞ならず

MLBで今シーズン最も活躍した投手に贈られる「サイ・ヤング賞」が日本時間11月13日に発表された。ファイナリストに残っていたドジャースの山本由伸(27)の初受賞はならなかった。投票結果は3位で、日本人史上初の快挙は叶わなかった。
サイ・ヤング賞受賞者は、ナ・リーグがスキーンズ(パイレーツ)、ア・リーグはスクバル(タイガース)がそれぞれ選出された。

葛飾北斎の肉筆画 史上最高の6億円余

江戸後期の浮世絵師、葛飾北斎(1760〜1849年)の肉筆画「雪中美人図」が、東京都内で開かれたオークションで6億2,100万円(手数料含む)で落札されたことがわかった。落札したのは家具・日用品販売大手のニトリ(本社:札幌市)で、北斎作品の落札額としては史上最高額という。
雪中美人図は、吉原の花魁(おいらん)と思われる女性が雪の中に佇む姿を描いた、1813〜1819年頃の作品とされる。

アニメ監督 高畑勲さん 未発表シナリオ

「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」「おもひでぽろぽろ」などで知られる、日本を代表するアニメーション監督、高畑勲(1935〜2018年)さんの自宅の書斎から、1960年ごろ、東映動画入社直後に執筆された未発表シナリオや創作メモ約130枚分が新たに見つかった。
この中には古典「酒呑童子」をモチーフにしたシナリオや、宮沢賢治の「貝の火」を基にしたプロットが含まれる。専門家は、高畑アニメーション作品の晩年のテーマがすでに織り込まれた大きな発見だと評価している。
高畑氏の主な作品には「じゃりん子チエ」「アルプスの少女ハイジ」をはじめとするテレビシリーズ作品、「かぐや姫の物語」などがある。

大規模な太陽フレア発生 GPSに影響も

情報通信研究機構は11月12日、太陽表面で大規模な爆発現象(太陽フレア)が発生した影響で、全地球測位システム(GPS)の精度低下や無線障害などが生じる恐れがあると発表した。噴出したガスにより地球の磁場が乱れる”磁気嵐”のピークは13日と予想される。
また、今回の大規模な太陽フレアの影響により、本来見られない世界各地で様々に彩られた「オーロラ」が見られた。

警察官のライフルでのクマ駆除11/13から

全国各地で”人の生活圏”におけるクマによる人身被害の深刻化を受け、11月13日から警察官がライフル銃を使ってクマを駆除する任務が可能となった。とりわけ連日、出没件数が多く、人身被害が広がっている岩手、秋田両県に他地域の警察から機動隊の銃器対策部隊の警察官が派遣されており、地元の警察と合同で駆除に対応する。派遣期間は当面の危険が収まるまでという。

世界の再エネ35年に最大2.8倍 IEAが予測

国際エネルギー機関(IEA)は11月12日、世界の再生エネルギーの発電容量が2035年に2024年比で最大2.8倍に増えるとの見通しを示した。
ただ、世界の平均気温の上昇幅を産業革命前から1.5倍に抑えるパリ協定の目標達成には不十分で、CO2(二酸化炭素)排出の急速な削減や大気中からのCO2除去が必要だとしている。
各国の政策動向をもとにIEAがまとめた報告書「世界エネルギー見通し」によると、世界の電力需要は2035年にかけて約40%伸び、電源構成では太陽光発電を中心とした再エネが現在の3割強から最大で55%に拡大する。

大阪・杭全神社で「五条国永」作の剣

大阪市平野区の杭全(くまた)神社で、平安時代の刀工「五条国永(くになが)」の名前が刻まれた剣が見つかった。刀剣に詳しい、ふくやま美術館館長の原田一敏・東京芸大名誉教授(日本刀剣史)が11月10日、同神社で鑑定し、国永作と確認した。国内に現存する国永の刀剣は数点しかなく、原田名誉教授は「国の重要文化財級の名品」としている。
剣は全長26.4cm。2021年、神社の蔵に保管されているのが見つかった。柄(つか)で隠れる部分に「国永」と銘があり、表面が錆びていたため、神社が今年6月から鑑定のための修復費用などをクラウドファンディングで募ったところ、約2カ月で国内外から約2,300万円が集まったという。
神社によると、国永は日本刀が作られ始めた時期に京都で活躍した刀工。国永作の名刀「鶴丸」は宮内庁が保管している。

仲代達矢さん死去92歳「人間の條件」「乱」

映画「人間の條件」「用心棒」「乱」などに出演して日本映画の黄金期を支え、文化勲章受章者の仲代達矢(なかだい・たつや、本名:仲代元久=なかだい・もとひさ)さんが11月8日、肺炎のため東京都内の病院で亡くなったことが11日、分かった。92歳だった。
東京生まれ。1952年に俳優座養成所に入り、1955年の俳優座公演「幽霊」で注目された。翌年、井上梅次監督「火の鳥」で本格的に映画デビュー。小林正樹監督「人間の條件」「切腹」、黒澤明監督「用心棒」「椿三十郎」「影武者」「乱」などの話題作に出演。NHK大河ドラマ「新・平家物語」や、「大地の子」などテレビドラマでも”骨太”の演技を見せた。
1975年に若手俳優の養成を目指して「無名塾」を開設。役所広司さんや若村麻由美さんらを輩出した。2015年に文化勲章を受章した。

NPB「長嶋茂雄賞」創設, 来季から表彰

日本野球連盟(NPB)は11月10日、選手、監督として国民的な人気を集め、6月に89歳で亡くなった読売巨人軍の長嶋茂雄・終身名誉監督の功績を称える「長嶋茂雄賞」を創設すると発表した。
プロ野球12球団の選手のうち、2026年からのシーズンの各シーズンで走攻守で顕著に活躍し、ファンを魅了した野手を表彰する。NPB、読売新聞、日本テレビ放送網の3者による制度。受賞者には記念品のメダルと賞金300万円が贈られる。
プロ野球では最も優れた先発完投型の投手に贈られる「沢村賞」や、プロ野球関係者に贈られる「正力松太郎賞」がある。