「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

クマ被害 21都道府県196人, 4〜10月最悪

環境省は11月17日、今年4〜10月のクマによる被害者数は21都道府県の196人(速報値)に上ったと発表した。記録が残る2006年度以降の同期比では2023年度の18道府県の182人を上回って過去最悪となった。
被害者数を都道府県別でみると、秋田の56人が最も多く、岩手34人、福島20人、長野15人、新潟13人と続いている。クマに襲われたことによる死者は13人(11月17日時点)で、6人だった2023年の2倍以上になっている。
時期別にみると、10月は88人が被害に遭い、9月の39人の倍以上となっている。同省は急増した要因について、エサとなるドングリなどが不作で、食べ物を求めて市街地への出没が相次いだためとみている。

レガレイラG13勝目 女王決定戦制す

現役の最強牝馬を決める競馬の第50回エリザベス女王杯(G1,2200m芝、16頭出走)が11月16日、京都競馬場で行われた。1番人気に支持されたレガレイラ(戸崎圭太騎乗)は中団でレースを進め、最後の直線で力強く抜け出し、2分11秒0で危なげなくG13勝目を飾るとともに、1着賞金1億3,000万円を獲得した。戸崎騎手、木村哲也調教師ともこのレース初勝利。2着に4番人気のパラディレーヌ、3着に9番人気のライラックが入った。
レガレイラは昨年のこのレースで5着に敗れ、1番人気の支持を裏切っている。その後、牡馬混合の年末の有馬記念(G1)を3歳で制し、レース運びがうまくなった。次レースは有馬記念になるのだろうが、グランプリ連覇の偉業がかかる。

ロシア無人機工場に北朝鮮労働者動員

ウクライナ国防省情報総局は11月14日、ロシアが無人機(ドローン)の組み立て工場で、北朝鮮の労働者約1万2,000人を年内に動員する計画だと明らかにした。ロシアはウクライナ侵略で人手が不足しており、無人機攻撃の強化に向け北朝鮮に協力を求めたとみられる。
同局によると、北朝鮮労働者はロシア中部タタルスタン共和国の攻撃用無人機の工場に動員される。労働者の作業時間は1日12時間以上になる見通しという。
一方、ロシア国防省は14日、西部クルスク州で北朝鮮兵がロシア軍とともに地雷除去にあたっていると発表。訓練や作業の様子を動画で公開し、ロシア・北朝鮮間の結束をアピールした。

韓国と7−7 侍J 大勢被弾 WBC強化試合

2026年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた、野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合が東京ドームで11月15、16の両日、韓国代表との間で行われた。
初戦は11−4で危なげなく逆転勝ちした。だが、第2戦は逃げ切り寸前、9回2死から大勢がホームランを浴び、追いつかれ7−7の乱打戦を引き分けた。比較的安定しているとみられた投手陣が、本来オフシーズンとはいえ、急仕上げの感は否めず7失点したのが誤算だった。

中国系ハッカーがAI悪用, サイバー攻撃

生成AI開発を手掛ける米新興企業、アンソロビックは11月13日、中国系のハッカー組織が、同社のAI技術を悪用し9月中旬、世界の役30の大手IT企業や金融機関、政府機関にサイバー攻撃を行っていたと発表した。攻撃は一部成功し、大量の機密データを盗み出した。攻撃の80〜90%はAIによって自動化され、1秒間に数千件もの処理が実行された、初の大規模サイバー攻撃になるという。

中国の大手航空3社 日本行き便無料で変更

中国東方航空、中国南方航空、中国国際航空の中国大手航空3社は11月15日、日本行きの航空便のキャンセルや変更手続きに無料で対応するとの公告を出した。これは、台湾有事に関する高市首相の国会答弁を巡る中国政府の反発、報復で、同国外務省が中国国民に訪日自粛を呼び掛けたことを受けたもの。

デフリンピック東京大会 11/15開幕

聴覚障害者による国際スポーツ大会「デフリンピック東京大会」が11月15日開幕し、東京体育館で開会式が行われた。夏季大会は25回目で、日本では初開催。81の国・地域と難民チームなどから過去最多の3,081人が21競技に臨む。日本は約270人が参加予定で、31個以上のメダルを目指す。
開会式で日本選手団は旗手の空手女子、小倉涼(25)を先頭に行進。陸上男子の山田真樹(28)、テコンドー女子の星野萌が手話で選手宣誓を務めた。式には秋篠宮ご逸からも出席された。競技はすでに14日から男子サッカーが始まっており、初戦、日本はオーストラリアに8−0で勝ち、好スタートをきっt

藤井 永世竜王 23歳3ヵ月 最年少「永世三冠」

将棋の最高棋戦・第38期竜王戦七番勝負の第4局が11月12日から京都で行われ13日、藤井聡太竜王(23)(名人、王位、棋聖、棋王、王将)が138手で挑戦者の佐々木勇気八段(31)に勝利した。この結果、開幕4連勝を達成、史上3人目の「永世竜王」の資格を取得した。2024年の永世棋聖、永世王位に続く3つ目の永世称号獲得し「永世三冠」となった。
23歳3カ月での永世三冠達成は、羽生善治九段(55)が1996年9月に25歳11カ月で獲得した記録を29年ぶりに大幅に更新した。