「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

侍ジャパン 大谷らWBCメンバー8人発表

NPBエンタープライズなどは12月26日、2026年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で連覇を狙う日本代表「侍ジャパン」のメンバー30人のうち、8人を先行して発表した。
大谷翔平(ドジャース)ほか、メジャーリーグ所属では菊池雄星(エンゼルス)、松井裕樹(パドレス)の両投手、国内球団からは伊藤大海(日本ハム)、大勢(巨人)、種市篤暉(ロッテ)、平良海馬(西武)、石井大智(阪神)の8人。
今大会はピッチロック(投球間の時間制限)などメジャーリーグのルールが採用される予定。WBC使用球への慣れなども考慮して、先行発表された8人はすべて投手となった。残りのメンバーは1月発表される予定。

万博会場内消費1,260億円 キャッシュレス効果

日本国際博覧会協会(万博協会)は12月25日、大阪・関西万博の会場内な消費額が約1,260億円に上ったと発表した。キャッシュレス決済の全面導入によって会計にかかる時間が短縮され来店客の回転率が上がったことで、店舗の売り上げを増やすことにつながった。
決済手段別では、クレジットカードが47.1%と最も高く、「Pay Pay」などのQRコード決済が35.2%交通系ICカードを含む電子マネーが16.9%と続いている。

過去最大122兆円の26年度予算案を閣議決定

政府は12月26日、一般会計総額が122兆3,092億円の2026年度予算案を閣議決定した。2025年度当初予算より7兆1,114億円増え、2年連続で過去最大を更新した。
歳出が増加した最大の要因は、国債費が膨らんだことだ。国際費は前年度比3兆579億円増の31兆2,758億円となり、初めて30兆円を超えた。社会保障関係費も過去最大の39兆559億円を計上した。
歳入は、税収が7年連続の過去最高となる83兆7,350億円と見積もった。物価高や好調な企業業績を背景に、所得税、法人税、消費税の基幹3税でいずれも大幅増を見込んでいる。

JAXA 測位衛星”みちびき”喪失「ほぼ確実」

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月25日、打ち上げに失敗した主力ロケット「H3」8号機に搭載していた内閣府の測位衛星「みちびき」5号機は「ほぼ確実に喪失した」ことを明らかにした。ロケットと衛星は、いずれも22日の打ち上げから4時間以内に、大気圏に再突入したとみられる。落下による陸上などでの被害は確認されていない。

万博黒字 最大370億円 グッズ販売など好調

日本国際博覧会協会(万博協会)は12月24日、東京都内で理事会を開き大阪・関西万博の運営収支が最大370億円の黒字になると見通しを報告した。公式ライセンス商品や入場券の好調な販売が影響した。黒字額は10月に公表された最大280億円から90億円増えた。
運営収入はグッズ販売のロイヤルティー(権利使用料)や入場券販売などで1,480億円なる一方、運営支出は少なくとも1,110億円だった。ただ、人件費の支出など不確定要素が多く、黒字額は今後も変動する可能性がある。
公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズなど公式ライセンス商品の売り上げは、10月末時点で1,246億円に゙上り、約60億円が協会側の収入になった。当初2,207万枚とした入場券の販売枚数は、2,225万1,054枚で確定した。旅行会社による販売実績などを精査しして上方修正したが、目標の2,300万枚には届かなかった。
また、万博協会は来場者や海外賓客などに関するデータも公表した。1人あたりの平均来場回数は2.3回で、回数別では1回が最多の66%、2回17.8%、3回5.3%。10回以上は4%だった。会期中に何度でも来場できる「通期パス」の利用者は平均11.8回だった。

農水省 JRAの収益4年間で1,000億円国庫へ

農林水産省は12月24日、所管する日本中央競馬会(JRA)の収益から2029年度までの4年間で総額1,000億円を国庫に追加納付させ、農地の大規模化や農業基盤の整備に活用する方針を示した。鈴木農水相が同日、片山財務相との予算折衝後、明らかにした。
JRAでは、馬券の売り上げや入場料などで得た収益の一部を国庫に納めており、2024年は3,666億円に上った。収益は畜産振興や社会福祉に使われている。

中国政府 日本旅行者「6割まで減らせ」と指示

中国の文化観光省は、高市首相の台湾有事を巡る発言を受けて、複数の大手旅行会社の担当者を集め、日本行きの旅行者をこれまでの6割にまで減らすよう指示していたことが新たに分かった。そして、政府から指示が出されたことについては、口外しないよう注意があったという。
この指示に沿って、各旅行会社が団体客の受け付けなどを中止し、航空会社や宿泊施設への予約のキャンセルが相次いだわけだ。中国政府はこれまで、あくまでも国民の自粛という形で、日本への渡航の見直しを呼びかけているとの体裁を取っていたが、実際には政府の指示だったことが発覚した。

金 初の2万5,000円超え 史上最高値更新

国内の金価格の代表的指標となる田中貴金属工業の店頭小売価格は12月24日、前日比154円高の2万5,015円(1㌘あたり、税込み)となった。2万5,000円を初めて突破し、史上最高値を更新した。
米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測や地政学リスクの高まりが意識され、「安全資産」と目される金に資金が流れ込んでいる。