「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

25年世界の軍事費約460兆円 最多で11年連続増

スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は4月27日、2025年の世界の軍事費が前年比2.9%増の2兆8,870億ドル(約460兆円)で過去最大だったと発表した。世界各地での紛争状況を反映し、増加は11年連続。軍事費が急増している欧州では、対照的に福祉が削減されている状況に国民が強く反発している。

なにわ筋線の総事業費倍増の6,500億円に

大阪市中心部と関西空港を結ぶ新たなルートとして、2031年に開業を予定している「なにわ筋線」の総事業費が、従来の計画からほぼ倍増の6,500億円に膨らむ見通しとなったことが分かった。ルート上にある地中の障害物の撤去費用、地盤対策費用などが新たに発生するためだ。今月、建設を担う大阪府・市やJR西日本などが出資する第3セクター「関西高速鉄道」が試算し、府・市に報告した。
従来の計画では、事業費が3,300億円で、府・市が1,180億円、JR西日本と南海電鉄が計330億円を負担し、残りは借入金や国の補助で賄うことになっていた。
なにわ筋線は大阪市中心部を縦断する総延長7.2kmの路線で、このうち6.5kmは地下を走る。大阪・うめきたエリアと、JR難波駅、南海電鉄・新今宮駅をそれぞれつなぐ。完成すれば、大阪駅と関西空港を最速44分で結ぶ新たなルートが誕生し、開業後は1日約24万人の利用が見込まれている。

中国 米国へパンダ2頭 新たに貸与 友好演出

中国野生動物保護協会は4月24日、ジャイアントパンダ2頭を米国ジョージア州のアトランタ動物園に新たに貸与すると発表した。貸与されるのは、四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地生まれで、オスの「平平(ピンピン)」とメスの「福双(フーシュアン)」。期間は10年。
5月中旬のトランプ米大統領の訪中を控え、友好ムードを演出することが狙いとみられる。

北海道で震度5強「後発地震」に該当せず

気象庁によると、4月27日午前5時23分ごろ、北海道浦幌町で震度5強の地震があった。震源地は北海道十勝地方南部で、震源の深さは83cm。地震の規模はマグニチュード(M)6.2。
今回の地震は20日に青森県で青森県で震度5強を観測した地震と直接の関係はないとみられ、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」にはあたらないと説明している。

マラソン男子で初の2時間切り ケニアのサウェー

ロンドン・マラソンは4月26日、ロンドン市街地コースで行われ、男子はセバスティアンキマル・サウェ選手(31)(ケニア)が、史上初めて2時間を切る1時間59分30秒の世界新記録で2連覇を達成した。従来の記録は2023年にケルビン・キプトさん(ケニア)が出した2時間0分35秒で、1分以上も更新した。
女子もティギスト・アセファ選手(29)(エチオピア)が、世界記録を更新する2時間15分41秒で連覇した。

高校野球でビデオ検証 今夏から採用決定

日本高校野球連盟(日本高野連)は4月24日、大阪市内で理事会を開き、審判の判定に対して映像での再確認を求める「ビデオ検証」(リプレー検証)を、今夏の108回全国高校野球選手権大会から採用することを決めた。今後の全国大会でも導入する方針。
検証は、本塁打性の打球やクロスプレー、フェアかファウルかなど広範なプレーが対象となる。判定に疑問がある場合、九回までに1回、監督が球審に検証を求めることができる。判定が覆れば、さらに要求が可能になるが、今夏の甲子園では上限2回までとする。延長に入ると、それまでの回数にかかわらず、1回の権利が与えられる。
判定の公平性を確保するとともに、SNSなどで横行する際どいジャッジに対する誹謗中傷を防ぐため、導入が議論されてきた。

農水省 営農型太陽光発電の設置基準 厳格化

農林水産省は4月23日、作物を栽培する畑や水田で太陽光発電を行う「営農型太陽光発電」の設置基準を厳格化する方針を発表した。発電と農業との両立が図られていない、不適切な取り組みに対する規制を強化する。
営農型発電を行うには、①農地の一時転用許可を受けたうえで、一定以上の収穫量を確保する必要がある②今後は農業生産が可能な太陽光パネルの設置が行われるよう、事業者に対して発電設備による遮光率を原則30%未満とする③太陽光パネルを地上から3m以上の高さに設置することを求める④国の営農型発電の調査対象となる農地の面積も現行の4haから2haに引き下げるーーなどが要点。
事業者が是正の指導に従わなかった場合などには、国が事業者に勧告や命令を行うことも明確化する。営農型発電を巡っては、農地に太陽光パネルを設置するだけで、実際には耕作していないなどの不適切事案が発生している。

”春グマ捕獲”作戦始動 ハンター報酬引き上げ

クマの出没が目立ち始めた東北などの自治体で、冬眠中や冬眠明けで、まだ動きが鈍いうちにクマを駆除する”春グマ捕獲”作戦が始動している。
政府は3月に公表したクマ対策のロードマップ(工程表)に基づき、今年度は前年度より4県(宮城、新潟、富山、岐阜)多い11道県で交付金事業として推進。
各自治体は今年度、ハンターへの報酬額を引き上げて、春グマを含めた捕獲を強化している。昨年、全国最多の67人が死傷した秋田県では、人里に近い山中など市町村が指定した「管理強化ゾーン」での捕獲に1頭5万円の奨励金を支給。冬眠中の個体を捕る「穴グマ捕獲」も対象とする。山形県は前年度まで市町村の報酬に1頭8,000円の経費を上乗せしていたが、今年度から報酬として最大8万円を支給する。そして、春グマの捕獲目標を90頭と、例年の捕獲実績のほぼ倍に設定している。
北海道も、市町村がハンターに支払う報酬を1頭最大12万円まで補助する予算を確保。道内の春グマ捕獲実施自治体は、昨年の47市町村から77市町村に増える見通しだ。このほか、新潟県では、5月下旬までに県内16市町村で延べ1,000人が山に入って、計100頭の捕獲を目指すとしている。

スポーツ独占中継巡り有識者会議, 文科・総務省

松本洋平文部科学相は4月24日、米ネットフリックスの日本での独占放送権取得により、地上波中継がなかった3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を巡り、主催者に対し「より多くの国民が大会を見ることができるよう、今後の配慮をお願いした」と明らかにした。スポーツ中継に関する有識者会議を総務省と合同で設置することも発表した。
ネットフリックスの独占配信で顕在化した課題や影響について、有識者会議で論点を整理し、今後の政策を検討する。