「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

賞味期限切れ食品 徳島市が困窮者に配布

徳島市は12月22日、生活保護の受給者ら59人に、2023年5月〜2025年12月1日、賞味期限切れの備蓄食品計1,100点を配布していたと発表した。期限切れであることを事前に説明し、「体調が悪くなった場合は自己責任」との同意書に署名させていた。体調不良を訴えた人はいないという。災害用に備蓄し、期限が切れたアルファ米や缶に入ったパン、水を提供していた。最長で1年2カ月期限が切れていた。市は「食品や飲料の安全性に問題がないと認識していたが、、不適切な対応だった」ろしている。

クマ駆除数4〜10月で9,765頭で最多更新

環境省のまとめによると、全国のクマの駆除数が4〜10月末時点で9,765頭(速報値)となり、統計を取り始めた2006年度以降で最多となったことが分かった。クマの生活圏への出没数の増加に加え、死亡者を伴う人身事故が相次ぎ、9月に市町村判断で市街地での「緊急銃猟」が認められたことなどを背景に駆除数が急増した。
これまで年間を通じてクマの駆除数が最も多かったのは2023年度の9,099頭で、今年は異例づくめの生活圏への出没数を反映、半年あまりで最多を更新した。

オンラインカジノで警察官の摘発相次ぐ

オンラインカジノで警察官の摘発や処分が相次いでいる。12月22日までに兵庫県の警察官9人が違法に金を賭けていたことが分かった。いずれも巡査部長以下の若手で、賭博した事実を認めている。県警は懲戒処分する方針。
このほか、群馬県警が所轄の巡査を12月1日付で書類送検した。また北海道警も巡査部長の書類送検と処分を公表している。

カヴァレリッツォ2歳馬の頂点 朝日杯FS

競馬の2歳最強馬決定戦、第77回朝日杯フューチュリティステークス(FS、1600m芝、16頭出走、G1)は12月21日、阪神競馬場で行われた。単勝2番人気に支持されたカヴァレリッツォ(クリスチャン・デムーロ騎乗)が重賞初制覇をG1で飾るとともに、1着賞金7,000万円を獲得した。走破時計は重馬場にも関わらず、1分33秒2の好タイムだった。C.デムーロ騎手、吉岡辰弥調教師はいずれもこのレース初勝利。
カヴァレリッツォは最後の直線で力強い末脚を披露、逃げ込みを図る5番人気のダイヤモンドノットを差し切った。1番人気のアドマイヤクワッズは3着だった。

ヤクルト村上 米ホワイトソックスと合意

MLB公式サイトなどは12月21日、プロ野球のヤクルトからポスティングシステムでのMLB遺跡を目指していた村上宗隆内野手(25)がホワイトソックスと2年契約で合意したと伝えた。契約金額は、2年総額3,400万ドル(約53億円)。背番号は「5」に決まった。村上は2022年、プロ野球で日本選手のシーズン最多を更新する56本塁打を放ち、史上最年少の22歳で三冠王に輝いている。

「H3」ロケット8号機打ち上げ失敗 文科省

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月22日午前10時51分ごろ定刻通り、種子島宇宙センター(所在地:鹿児島県南種子島町)から、国の大型基幹ロケット「H3」8号機を打ち上げた。ただ、打ち上げから約30分後に「第2エンジンが早期に燃焼終了した」と発表。これを受け文部科学省は、同日設置した対策本部で搭載した準天頂衛星「みちびき」5号機を予定の軌道に投入できず、打ち上げは失敗したことを明らかにした。JAXAは詳しい状況を確認している。
H3は基幹ロケット「H2A」「H2B」の後継機としてJAXAと三菱重工業が2014年から総額2,400億円を投じ開発した。

藤波 公式戦150連勝レスリング女子57㌔級

レスリングで孤高の記録更新中の女子57キロ級の藤波朱理(日体大)が、連勝記録150の節目に到達した。
レスリング・天皇杯全日本選手権最終日の12月21日、東京・駒沢体育館で行われ、パリ五輪53キロ級金メダリストの藤波は、1−2の劣勢で第1ピリオドを終了。まさかの追いかける展開となったが、第2ピリオドで4−2と逆転、そのまま逃げ切って優勝を決めた。

精神障害者 性犯罪被害の認識38% 法務省

法務省は12月19日、今年の「犯罪白書」を公表した。今回は精神障害のある性犯罪被害者について、初めて調査した結果を掲載した。これによると、事件当時に「被害を受けた」と認識していた人は38.6%にとどまった。精神障害がない被害者の79.7%と比べ大幅に低かった。
調査は、2023年6月時点で強制性交罪などで有罪が確定していた事件の被害者を対象とした。精神障害のある男女176人と、精神障害のない男女349人について、判決文などを基に分析した。

東京科学大 国際卓越大に, 条件付きで京大も

世界トップレベルの研究力を目指す「国際卓越研究大学」に、新たに東京科学大と、条件付きで京都大学が選ばれる見通しとなった。東京大は採否が保留された。文部科学省が12月19日発表した。
国際卓越研究大学は、約10兆円の「大学ファンド」の運用益から年間数百億円規模の助成を最長25年受けられる。1回目の公募では昨年、東北大が初認定されている。今回は2回目で国・私立の8校が応募した。大阪大、早稲田大、九州大、筑波大、名古屋大の5校は選ばれなかった。東京科学大2024年10月、東京工業大と東京医科歯科大が統合して誕生。

米 台湾へ武器売却 過去最大1兆7,000億円

米国のトランプ政権は12月17日、台湾への総額約111億ドル(約1兆7,000億円)に上る過去最大規模の武器売却を承認し、議会に通知した。第2次トランプ政権で台湾への武器売却は、11月に続き2度目。
今回売却されるのは高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」82基や、ハイマースから発射できる長射程地対地ミサイル「ATACMS」420発、携行型対戦車ミサイル「ジャベリン」、無人機(ドローン)など。