「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

CEATEC 2025 閉幕 来場者12%減の9万8,884人 目玉不在

千葉・幕張メッセで4日間にわたり開催された、国内最大級のデジタル技術の見本市「CEATEC(シーテック)2025」が10月17日閉幕した。来場者数は9万8,884人にとどまった。前年から12%減り、目標としていた10万人には届かなかった。前年がジャパンモビリティショーとして併催だったことで、その反動が出た。出展者数は810社・団体で、2007年、2001年に次ぐ過去3番目の水準だった。
今回は進化する人工知能(AI)という共通テーマはあったものの、突出して目立った用途がなく、製造現場の効率化から住生活の改善「と多種多様で、目玉が分かりづらくなっていたことが響いた。

警察庁 37都道府県警集めクマ対策研修会 習性学ぶ

全国各地でクマによる深刻な人身被害が続出していることを受け、警察庁は10月16日、東京都内で37都道府県警の地域部門幹部を対象に、クマの習性などを学ぶ研修会を開いた。
研修では北海道警と秋田県警の担当者が過去のクマとの対応事例を紹介して注意点を伝え、クマの生態に詳しい東京農工大大学院の小池伸介教授がオンラインで講話した。実例を踏まえて、対応経験が少ない地域の警察と教訓を共有し、安全確保するのが狙い。

日本のGDP 26年インドに抜かれ世界5位に IMFが見通し

国際通貨基金(IMF)が10月14日発表した最新の推計によると、日本のGDP(国内総生産)が2026年にインドに抜かれる見通しとなった。IMFによると、日本のGDPは2026年に4兆4,636億ドルで世界4位から5位に後退する。為替が円安傾向にあることから、ドル建てでGDPが目減りしている影響が大きい。
日本のGDPは2024年に4兆193億ドルで、米国、中国、ドイツに次いで世界4位だった。2023年にドイツに抜かれて3位から4位に転落している。

25年上半期 再生可能エネルギーが世界で最大の電力源に

英シンクタンク、エンバーの電力市場の分析、報告書によると、世界の電源構成に占める太陽光や風力発電など再生可能エネルギーの割合が、2025年上半期に初めて石炭を上回った。石炭の生産国の中国やインドで再生可能エネルギーの発電量が急速に伸びている。
エンバーが世界の電力需要の93%を占める88カ国のデータを基に電力市場の動向を分析した。

大谷が二刀流で異次元の活躍 3本塁打&10奪三振

MLBドジャースの大谷翔平選手は10月17日(日本時間18日)、ブルワーズとの優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手」の二刀流で出場した。投げては7回途中に降板するまで10奪三振、2安打無失点に抑え、売ってはポストシーズン史上11人目の1試合3本塁打を放ち、まさに異次元の活躍でチームを2年連続のワールドシリーズ出場に導いた。

阪神 FS3連勝で日本シリーズ進出決める, パは大激戦

プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は10月17日、セリーグのファイナルステージ第3戦が行われ、セ・リーグは阪神が4−0でレギュラーシーズン2位のDeNAを下して3連勝とし、リーグ優勝を含めて4勝となり2年ぶり8度目の日本シリーズ進出を決めた。
パ・リーグは同日、2位の日本ハムが6−0でリーグ戦連覇のソフトバンクを破り、ファイナルステージ初勝利を挙げた。そして翌18日、日本ハムが9−3で制し、2連勝。ソフトバンクの3勝2敗の大激戦となsっており、予断を許さない状況となっている。
日本シリーズは10月25日にパ・リーグ球団の本拠地球場で開幕する。

「高市首相」誕生の公算 維新, 立憲と国民に離脱を通告

連立政権の樹立に向けた自民党と日本維新の会の2回目の協議が10月17日行われ急転、20日の合意を目指し詰めの調整を急ぐことになった。これにより、混迷を深めた首班指名選挙は、高市氏に決まる公算が大きくなった。
自民党との協議の急速な進行を受け、維新は立憲民主党、国民民主党との3党で進めていた首相統一候補協議からの離脱、打ち切りを立憲、国民両党に通告した。
自民・高市総裁と維新・藤田共同代表は17日、協議後「大きく前身した」との認識を表明。維新が求めた12分野の政策項目と議員定数の削減について、維新側が絶対条件とする「議員霊数の削減」の方向性は自民が受け入れた。ただ、企業・団体献金の禁止と、2年間の食品の消費税率0%への引き下げに関しては、隔たりは埋めきれなかった。したがって、まだ不透明な部分や時間的に詰め切れないケースも考えられる。しかし、自民、維新とも連立政権樹立に向けて走り出したことは間違いなく、双方の妥協点を見いだすことになるとみられる。