「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

25年度訪日客 最多の4,282万人, 初の4,000万人超

日本政府観光局(JNTO)が4月15日発表した3月の外国人訪日客は前年同月比3.5%増の361万8,900人(速報値)だった。この結果、2025年度に日本を訪れた外国人客(インバウンド)は4,282万9,443人で、年度として初めて4,000万人を上回った。
円安によってアジアからの旅行者数が増えているほか、米国や欧州、豪州からの客数も大幅に増加した。また、消費額も増えている。3月31日に発表された2025年の訪日客の消費額(確報)は過去最高となる9兆4,549億円だった。
ただ、2025年11月の高市首相の国会答弁に反発した中国政府による日本への渡航自粛の要請で中国からの訪日客の減少傾向は続いている。2025年12月の前年同月比45.3%減の33万435人を皮切りに、2026年3月も同55.9%減の29万1,600人となり、4カ月連続で前年を大きく下回っている。

再審見直し 検察の抗告期間「1年以内」に制限

刑事事件をやり直す再審制度見直しのための刑事訴訟法改正案について、政府がまとめた改正案の全容が判明した。今回の大きな争点の一つ、再審開始決定に対する検察の不服申し立て(抗告)禁止には踏み込めなかった。だが、裁判所が抗告の是非を審理する期間を「1年以内」に制限するなど、9項目の修正を法案の付則に盛り込んだ。
検察の抗告で非公開の再審請求審が長期化し、冤罪被害者の救済が遅れているとして、抗告を禁止し、公開の再審公判で争うよう求める声があがっている。

26年世界成長 原油高続けば2%まで下振れ

国際通貨基金(IMF)は4月14日、2026年の世界経済が3.1%成長になるとの予測を公表した。中東情勢について、早期収拾を前提に前回1月時点から0.2ポイントの下方修正にとどめた。ただ、米国・イランの協議次第で、混乱が長引き原油高が続けば、成長率は一気に低下し、世界不況の目安とされる2.0%まで鈍化すると警告している。

春の訪れ告げる絢爛「高山祭り」開幕

岐阜県飛騨地方に春の訪れを告げる風物詩「春の高山祭」が4月14日、高山市で開幕した。旧城下町の町並みが残る市中心部に豪華絢爛な装飾が施された屋台12台が並び、間近で見ることができる。祭りは15日まで。高山市は2日間で合わせて18万人の人出を見込んでいる。
高山祭は、国の重要無形民俗文化財で、2016年に国連教育科学文化期間(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「山・鉾・屋台行事」の一つ。

熊本地震10年 犠牲者278人 鎮魂の祈り

2016年4月14、16日の両日、観測史上初めて震度7を2度観測し、熊本、大分両県で関連死を含め278人が犠牲となった熊本地震から4月14日、10年の節目を迎えた。被災地では各地で追悼イベントが開かれ、鎮魂の祈りに包まれた。
関連死を含め45人が亡くなった熊本県益城町では、役場前の震災記念講演で町花のウメの花びらをかたどったモニュメントを囲むように献花台が置かれ、白い花を手向ける人々の姿がみられた。

私大・短大3割超経営難, 26法人破綻の恐れ

日本私立学校振興・共済事業団(私学事業団)の調査によると、私立大や短大などを運営する全国662の学校法人のうち、3割超にあたる計207法人が経営難に陥っていることが分かった。昨年度調査から33法人増え、過去最多となった。
207法人のうち、26法人は債務超過などにより「自力再生が極めて困難」と判例された。水道・光熱費などの上昇による支出増が、学校経営を圧迫しているとみられる。

就職氷河期世代の支援パッケージ策定

政府は4月10日、就職氷河期世代を支援する政策パッケージを策定した。2028年までの3年間に各省庁が集中的に取り組む施策を取りまとめ、関係閣僚会議で決定した。
①就労・処遇改善②社会参加に向けた段階的支援③高齢期を見据えた支援ーーを具体的な対策の柱に据え、氷河期世代のニーズを把握する調査を検討する。

3歳牝馬3冠第1弾 桜花賞スターアニス優勝

3歳牝馬3冠レースの第1弾、第86回桜花賞(1600m芝、G1、18頭出走)は4月12日、宝塚市の阪神競馬場で行われた。1番人気に支持されたスターアニス(松山弘平騎乗)が1分31秒5で制した。1着賞金1億4,000万円を獲得した。このレース松山騎手は2勝目、高野友和調教師は初勝利。スターアニスは2025年12月の阪神ジュベナイルフィリーズに続きG1・2勝目。
スターアニスは中断でレースを進め、最後の直線で差し足を伸ばし、5番人気のギャラボーグに2馬身半差つけて快勝した。さらに3/4馬身差の3着に12番人気のジッピーチューンが入った。

25年度看護専門学校 定員充足 初の80%割れ

厚生労働省のまとめによると、全国の看護専門学校の2025年度の定員に対する充足率が79.5%にとどまり、初めて8割を下回った。
看護専門学校(3年制)の入学者は2017年度の2万8,434人をピークに減少傾向が続いている。2025年度の入学者は2万868人で、定員に対する充足率が79.5%で、5年連続で低下している。
一方で、看護教育を行う大学の入学者は増え、2025年度は2万6,871人。定員に対する充足率は99.7%だった。ただ、専門学校と大学を合わせても入学者は5年連続で減少している。