「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

米CSIS ロシア軍死者数25万人 第2次大戦後の合計の5倍に

米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が公表した報告書によると、ロシアによるウクライナ侵略戦争の悲惨な実情が明らかになった。報告書では、2022年2月の侵略開始後のロシア軍の死者数は最大25万人を超えると推定。この数値は第2次世界対戦後の合計死者数の5倍に相当する。一方、ウクライナ兵の死傷者数の合計はおよそ40万人と推定。そのうち、死者は6万〜10万人と見積もっている。

万博ウォータープラザの海水から指針値以上のレジオネラ菌

万博協会は6月4日、大阪・関西万博のウォータープラザの海水から指針値以上の「レジオネラ属菌」が検出されたことが判明したと発表した。大阪市の保健所に報告したところ、噴水停止の助言を受けたことから恒例の水上ショーを急遽、中止したという。
万博協会は5日と6日について、昼の『水と空気のシンフォニー』と夜の『アオと虹のパレード』を中止するとともに、水質改善に向けた対策を取り、保健所と連携しながら水質モニタリングを行うとしている。

24年度生活保護申請25.9万件, 5年連続増 全受給164万世帯

厚生労働省の調査によると、2024年度の生活保護申請件数が前年度比3.2%増の25万9,353件(速報値)となったことが分かった。前年度を上回るのは5年連続。高齢単身世帯の増加を背景に、申請件数が伸びた。
3月時点の生活保護の全受給世帯数は164万7,346世帯で、0.2%減。一時的な保護停止中の世帯を除く内訳は、高齢者世帯が55.4%を占め、失業者を含む「その他の世帯」は15.9%だった。
なお、今年3月の生活保護申請件数は前年同月比4.0%増の2万2,484件(速報値)で、3カ月連続で前年同月を上回った。

随意契約の備蓄米 大手コンビニも6/5から小分け販売開始

随意契約による政府備蓄米が6月5日から、大手コンビニでも販売開始されることになった。各社は先行しているスーパーなどでの5kg詰めではなく、1kgや2kgの小分けにして販売する方針だ。
随意契約で1,000トンを調達したファミリーマートは当初予定を1日早めて6月5日から東京と大阪の各10店舗で店舗で、1kg税込み388円で販売を始める。中旬以降、順次、全国の店舗へ広げていく。ローソンも500トンを随意契約で調達。1kg389円、2kg756円(いずれも税込み)で5日から東京と大阪の各5店舗で販売開始する。セブン-イレブン・ジャパンも500トンを随意契約で調達。セブン-イレブンは入荷し次第、2kg税込み800円余りで販売するとしている。

24年出生数 初の70万人割れ 出生率 前年比0.05㌽低下

厚生労働省が6月4日発表した2024年の人口動態統計によると、日本で生まれた日本人の子どもの数は前年比5.7%減の68万6,061人にとどまり、統計のある1899年以降、初めて70万人を割った。国の想定より14年も早い。1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.15で、前年の1.20から0.05ポイント低下した。
子育て世帯への様々な支援策も一向に成果が見えず、国の想定を大幅に上回るスピードでの人口減少社会に拍車がかかり、経済成長はじめ様々な社会保障制度維持の”足かせ”になりつつある。

備蓄米含むブレンド米の店頭価格 地域で最大1,000円超の差

農林水産省は6月2日、備蓄米を含むブレンド米などの都道府県別の店頭価格を初めて公表した。これは農水省が全国のスーパーやドラッグストアなど334店舗での備蓄米を含むブレンド米の店頭価格を調べたもの。調査は5月29日に行われた。
これによると、いずれも消費税抜きで価格の中央値が最も高かったのは静岡県と三重県の4,280円、最も安かったのは北海道の3,215円で、価格差は1,000円を超えた。このほか、都市部では東京都は3,589円、愛知県は3,580円、大阪府は3,639円、福岡県は4,039円だった。コメの主要産地の宮城県は3,290円、秋田県は3,280円、新潟県は3,580円などとなっている。

「Mr.プロ野球」長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督死去, 89歳

プロ野球・読売巨人軍の選手、監督として活躍し、「ミスタープロ野球」と呼ばれた長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督が6月3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で死去した。89歳だった。
野球選手の枠を超え、老若男女幅広い層で知名度が高く、ファンを魅了した。2004年3月、脳梗塞を発症。それでも懸命にリハビリに打ち込み、回復に努めた。2013年に巨人軍で指導した松井秀喜さんとともに、国民栄誉賞を受賞。2021年秋、野球界から初となる文化勲章を受章した。

元横綱白鵬の引退届 相撲協会が臨時理事会で容認

大相撲の元横綱白鵬・宮城野親方(40)が各界を離れることになった。日本相撲協会は宮城野親方から届け出のあった退職の意向を容認し、6月2日に開かれた臨時理事会で報告された。6月9日付で退職する。
宮城野親方はモンゴル出身。2000年に15歳で来日、2021年9月に引退した。現役時代は史上最多の優勝45回を誇り、通算1187勝、幕内1,093勝も歴代最多。
ただ、現役時代後半は横綱として相撲協会が重視する、”品格”にかける行動や発言が度重なり批判を受けたほか、宮城野親方としても部屋の運営で十分な力士の育成、指導体制が取れていなかったことで、協会の処分を受けていた。

コロナ感染者数1医療機関あたり0.84人 5類移行後最少

厚生労働省によると、全国約3,000カ所の定点医療機関から5月19〜25日の1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者数が、1医療機関あたり0.84人だったと発表した。感染症法上の位置づけが5類となり、感染者数の「定点把握」に移行した2023年5月以降で最少を更新した。