日銀が四半期ごとに行う10月の地域経済報告によると、全国9地域のうち近畿、東海、中国、東北、九州・沖縄の5地域で景気判断を引き下げ、その他4地域は7月から据え置いた。新型コロナウイルスのデルタ型拡大で緊急事態宣言などの行動制限措置が取られ、個人消費が落ち込んだため。また、自動車業界のサプライチェーンに代表されるように、海外での感染再拡大も供給網の混乱を引き起こし、景況感を押し下げた。
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世界気象機関 50年に水不足50億人 地球温暖化と人口増で
世界気象機関(WMO)は10月5日、地球温暖化や人口増などによって2050年に世界で50億人が水不足に状態に陥るとの試算を発表した。気候変動により世界各国で洪水や地滑りなど水に関わる自然災害も大幅に増えており、対策が急務となっている。
1年間に少なくとも1カ月間、水を十分に得られない人口は、2018年に36億人だったとみられるが、2050年には約4割増えると予測する。その結果、世界の都市の4分の1は水不足が常態化しているとしている。
また、2000年から20年間に発生した水関連の災害は、1980年から20年間の発生件数と比べ2倍以上になった。治水設備・対策が十分でない国があるアジア地域での被害が目立った。干ばつによる死亡者はアフリカが大半を占めた。
首都圏で最大震度5強の地震 11年の巨大地震以来10年ぶり
大阪府「抗体カクテル療法」で96%が悪化せず 効果確認
大阪府はこのほど、新型コロナウイルスの重症化を防ぐ取り組みの一環として推進している「抗体カクテル療法」の治療後の経過をまとめた。これによると、同療法を受け療養施設を退所した306人のうち、点滴投与後、症状が悪化しなかった人は296人と全体の96%余に上った。逆に症状が悪化し、酸素投与が必要となった人は10人で3%ほどにとどまったという。府はこの結果を受け、重症化の予防には早期の抗体カクテル療法が効果的だとして、体制を強化していく方針。
抗体カクテル療法は、宿泊療養施設で療養する患者のうち、50歳以上で症状がある人や、肥満などで重症化リスクのある人などを対象に、大阪府は全国に先駆けて採用、推進している。
真鍋淑郎氏にノーベル物理学賞 地球温暖化の予測モデル考案
スウェーデンの王立科学アカデミーは10月5日、真鍋淑郎・米プリンストン大上席研究員(90)(=愛媛県出身、米国籍)ら3氏に2021年のノーベル物理学賞を授与すると発表した。
真鍋氏は物理法則をもとに、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が気候に与える影響を明らかにし、地球温暖化の原因を気候モデルを開発して科学的に示した。人間活動が気候に与える影響の分析方法を生み出したドイツのマックス・プランク気象学研究所のクラウス・ハッセるマン氏と、気候などの複雑な物理現象に法則性を見出したイタリアのローマ・サピエンツァ大学のジョルジョ・パリージ氏と共同で受賞する。
日本生まれの自然科学分野のノーベル賞受賞者は2019年に化学賞を受賞した吉野彰氏に続き25人目。物理学賞の受賞は2015年の梶田隆章氏に続き12人目となった。ただ、気候研究の分野でノーベル物理学賞が授与されるのは今回が初めて。