「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

経産省 EV向け蓄電池製造, 資材, 装置などに3,500億円補助

斎藤健経済産業相は9月6日、トヨタ自動車、日産自動車などによる電気自動車(EV)向け蓄電池の製造に最大3,479億円を補助すると発表した。トヨタ、日産のほか、パナソニックホールディングスが、SUBARUとマツダとそれぞれ組んで実施する蓄電池生産や、部資材や製造装置を手掛ける企業の増産も補助対象とする。
各社による投資額は合計で1兆70億円となり、経産省はその3分の1程度を補助する。

BMW 28年に初の量産FCVを販売 トヨタと水素で全面提携

ドイツの自動車大手BMWは9月5日、脱炭素に向け、CO2を排出しない燃料電池車(FCV)の開発で、独自のFCV「MIRAI(みらい)」を持つトヨタ自動車と全面提携すると発表した。BMWは2028年に初となる量産FCVの販売を始める計画。両社は3日に全面提携に向けた基本合意書(MOU)を交わした。

25年万博会場最寄りの大阪メトロ「夢洲駅」25年1/19開業

大阪市の横山市長は9月5日、大阪・関西万博の会場の最寄り駅として新たに設置される大阪メトロの「夢洲駅」が2025年1月19日に開業すると発表した。同駅は4年前から建設が進められてきたが、工事や検査が順調に進み、大阪市などによると予定より2週間ほど早い開業となる。
大阪メトロによると、夢洲駅は万博の開催期間中は1日最大で13万人規模の利用が見込まれている。

8月の車名別国内販売でホンダ「N-BOX」3カ月連続首位

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が9月5日発表した8月の車名別国内自動車販売でホンダの軽自動車「N-BOX」が3カ月連続で首位となった。2位はスズキの「スペーシア」、3位はトヨタ自動車の「カローラ」だった。
N=BOXの販売台数は前年同月比4%減の1万4,441台、2位のスペーシアは同27%増の1万1,166台、3位のカローラは同3%増の1万541台だった。燃費性能の高いハイブリッド車(HV)が好調で、国内新車販売(軽自動車を除く)の59%を占めた。

吉野家HD シンガポール店をリニューアルオープン

吉野家ホールディングス(本社:東京都中央区)は9月3日、グループ会社のYoshinoya(S)Pte.Ltd.(所在地:シンガポール)がシンガポール中心部のショッピングモール内で運営する吉野家ブギスジャンクション店をコンセプトストアとしてリニューアルオープンしたと発表した。
カラフルな色彩、躍動感あふれるタッチで描かれるジミー大西氏のシンガポールを題材にした作品を店舗デザインに取り入れている。、また、期間限定でパッケージデザインにも使用し、ブランドイメージの一新を図る。
今回のリニューアルオープンは、同社のシンガポール進出から27年が経過する吉野家ブランドの、同国におけるリブランディングの一環。同店の営業時間は10時〜22時。吉野家HDは現在、シンガポール国内に10店舗を展開している。

クロスプラス BEAMS JAPAN監修の介護パジャマ販売開始

老舗アパレルメーカー、クロスプラス(本社:名古屋市西区)は9月3日、機能性とデザイン性に長けた介護服ブランド「ココロ color」からBEAMS JAPAN監修の介護パジャマ「COCORO COLOR」を9月上旬より自社ECサイトで販売開始すると発表した。
ワークパジャマはデニムニット生地を使用しながらも着脱しやすく、ゆったりとした着心地の良さを実現した。リボンフリルパジャマは、可愛らしさと上品さを兼ね備えたデザインのパジャマで、ストレッチベロアを用いて高級感を演出した。価格はいずれも税込み7,590円で、サイズはM。Lを用意。

熊本県 台湾からの在留者23年末1,549人, 半年で3倍超に

熊本県は9月3日、同県内の2023年末の在留外国人数が2022年末比23.9%増の2万5,589人となり、過去最高を更新したことを明らかにした。特に増えたのが台湾からの在留者で1,549人に上り、同年6月末時点の511人の3倍超を記録した。台湾積体電路製造(TSMC)進出による駐在員らの流入で大幅に伸びたとみられる。

AGC 台湾に半導体・電子材料向け製品のサービス拠点開設

AGC(本社:東京都千代田区)は9月2日、台湾新竹県竹北市で2024年10月に半導体・電子材料向け製品のテクニカルサービス拠点「AGCケミカルズテクニカルセンター」を開設すると発表した。同センターを開設することで、同地域でのマーケティング活動を強化するとともに、迅速な技術サービスを提供していく。

”手ぶら観光”支援の実証 西武HD コインロッカー→ホテルへ

観光客が益のコインロッカーに預けたスーツケースなどの手荷物を事業者が希望するホテルまで配送する新しいサービスの実証実験が9月2日、都内で始まった。この実証実験は西武ホールディングスと、ロッカー事業を展開する会社が共同で西武新宿駅、池袋駅、豊島園駅のロッカーで始めた。実証実験は2025年3月末まで行う予定。
利用者は交通系ICカードで事前に料金を支払い、タッチパネルで首都圏にあるおよそ500軒のホテルから配送先を選ぶ。午後2時までにスーツケースなどをコインロッカーに預ければ、委託された配送事業者がその日のうちにホテルに届ける仕組み。これにより観光客は”手ぶら旅行”を楽しめようになるほか、公共交通機関の混雑緩和につながるとみられる。

帝人フロンティア タイでウール代替素材の生産設備を増強

帝人フロンティア(本社:大阪市北区)は9月2日、ウール代替素材のニーズが高まっていることを踏まえ、タイでポリエステル繊維の製造・販売を手掛けるグループ会社、テイジン・ポリエステル(タイランド)(本社:タイ・バンコク、以下、TPL)で、コンジュゲート長繊維の生産設備を増設すると発表した。
コンジュゲート長繊維用紡糸機と特殊延伸機を創設する。生産量は2025年度で年間700トンを予定。新設備は2024年9月から本格生産を開始する。