「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

スズキ EVコンセプトモデル「eVX」を世界初公開

スズキは1月11日、インド・デリー近郊で開催されている「Auto Expo 2023」で、同社のEVコンセプトモデル「eVX」を、インド子会社マルチ・スズキ・インディアのブースで世界初公開したと発表した。eVXは2025年までに市販化を計画しているスズキのEV戦略車第一弾のコンセプトモデル。全長4300mm×全幅1800mm×全高1600mm。電池容量60KWh。航続距離は550km。

ホンダ 中国でZ世代向け電動二輪車3モデル発表

ホンダの中国現地法人、本田技研工業(中国)投資有限公司(本社:北京市)は1月10日、中国でZ世代向け消費者向けに電動二輪車を発表した。今回発表したのは「Honda Cub e:(ホンダ・カブ・イー)」「Dax e:(ダックス・イー)」「ZOOMER e:(ズーマー・イー)」の3モデル。これらの3モデルは、2025年までに電動二輪車を合計10モデル以上、グローバルで投入する計画の先駆けとなるモデル。

JR東日本,KDDI 配送ロボでフードデリバリサービス実証

JR東日本(本社:東京都渋谷区)とKDDI(本社:東京都千代田区)は1月10日、JR目黒MARCビルで1月11日から、防犯カメラの映像データをAI分析し、配送ロボットが自動で混雑回避や回遊販売を行うフードデリバリーサービスの実証実験を開始すると発表した。
この実証は「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりをコアとして両社が取り組む、場所や時間にとらわれない働き方・暮らし方を創出する「空間自在プロジェクト」の一環。これまでロボット単独ではできなかった高度なサービスの実現や、利用者の需要に柔軟に対応できる環境の構築を目指す。

22年サンマ水揚げ量2%減 4年連続最低更新

全国さんま棒受網漁業協同組合(本部所在地:東京都港区)が1月10日発表した2022年の全国のサンマ水揚げ量は前年比2%減少し、4年連続で過去最低を更新した。海水温の上昇をはじめ海洋環境の変化などで日本近海の資源量が落ち込み、主力の北海道を中心に漁獲が低迷した。品薄を受けて市場価格は昨シーズンより一段と上昇し、シーズンでも小売店等での加工品を含めた販売スペースはますます小さくなりつつある。

鳥インフル 今季処分の鶏など最悪の1,000万羽突破

高病原性鳥インフルエンザによる鶏などの今シーズンの殺処分対象数が1月10日、全国で計1,091万羽となり、1シーズンとして初めて1,000万羽を突破した。養鶏場などでの感染は過去最悪となる異例のペースで広がり全く歯止めがかかっていない。
茨城県城里町の養鶏場で1月9日、10日は宮崎県川南町の養鶏場で今季3例目のそれぞれ鳥インフルエンザの発生が確認されるといった具合。このほか同日、広島県三次市で鳥インフルエンザが確認されている。
この結果、農林水産省によると、今季札処分されることになる鶏などの数は、2022年10月28日の岡山県倉敷市と北海道厚真町で鳥インフルエンザが確認されて以降、9日時点で23道県、56カ所に上る。2020年から2021年にかけて鳥インフルエンザで987万羽が殺処分されているが、今季はこれをすでに上回り、過去最多となる。

グローリー AIで見守る転倒検知システム発売

グローリー(本社:兵庫県姫路市)は1月10日、赤外線3次元センサーを活用し、人の骨格から姿勢を正確に認識できるAI画像認識技術を開発し、その技術を応用した高齢者施設などの居室を見守る転倒検知システム「mirAI-EYE(以下、ミライアイ)」を同日より発売すると発表した。
ミライアイはエコナビスタ(本社:東京都千代田区)と共同開発したもので、エコナビスタが提供する高齢者見守りシステム「ライフリズムナビ(R)+Dr」と連携し、高齢者の安全・安心と介護スタッフの負担軽減を実現する。

大林組,JFEエンジ ジャカルタで大規模下水処理場受注

大林組(本社:東京都港区)、JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は1月10日、WIJAYA KARYA(Persero),Tbk,(本社:インドネシア)およびPT.JAYA KONSTRUKSI
MANGGALA PRATAMA,Tbk,(本社:インドネシア)と共同企業体を組成し、インドネシア公共事業・国民住宅省居住総局から、日本政府の円借款事業によるジャカルタ下水整備計画(第1工区)下水処理建設工事を受注したと発表した。受注金額は約307億円。工期は2023年1月〜2027年6月。施工場所はプルイット地内。
同工事は、ジャカルタ特別州で初となる大規模下水処理場を建設するプロジェクト。工事監理はオリエンタルコンサルタンツグローバル、建設技研インターナショナルなど。用地制約が厳しい中、処理水量24万㎥/日(計画人口124万人)の下水処理場を建設するため、膜分離活性汚泥法が採用される。

大塚HD 認知症の行動障害治療薬 米FDAが申請受理

大塚ホールディングスは1月10日、100%子会社の大塚製薬の統合失調薬「レキサルティ」の効能を、アルツハイマー病に伴ってみられる暴力などの行動障害の治療薬として追加する承認申請が米食品医薬品局(FDA)に受理されたと発表した。優先審査の対象で審査終了目標日は5月10日の予定。行動障害に対する効能が承認されれば米国で初となる。
アルツハイマー病は認知症全体の6割超を占めるほか、アルツハイマー病患者の約45%が介護者らに対する暴言や暴力「などの行動障害を起こすとされている。

配送は自動ロボで 4月に本格導入へ 各地で実証中

改正道路交通法の施行に伴い、今年4月から人が遠隔監視する自動運転の配送ロボットが公道を走れるようになる。住宅街やオフィス街では、ロボットが食品や日用品を運ぶ実証実験が行われている。
経済産業省によると、自動配送ロボットの実証は、これまでに5都県で実施されており、同省では「人口減少地域では、将来的にロボット活用が物流の人手不足解消の手段に成り得る」としている。

インド 22年新車販売で日本抜き世界3位に浮上

インド自動車工業会(SIAM)によると、2022年のインド新車販売が少なくとも425万台となり、420万台余の日本を抜いて世界3位となった。これはインドの人口増および、GDPの伸びに伴う国民の所得増を背景に、自動車市場が急拡大しているためとみられる。国連のまとめによると、2023年中にインドの人口が中国を抜き世界首位になる見通しとなっている。一方、日本は2022年、車載半導体や部品不足が解消されず、長期間にわたり生産調整を余儀なくされ、旺盛な新車需要に応えられなかったことが影響した。