「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

「TikTok」米国内の事業 ITオラクルなどに移管 米高官

トランプ政権の高官は9月22日、中国系の動画共有アプリ「TikTok」の米国内での事業について、米国に拠点を置くIT大手オラクルなどの新たな企業連合に移管されると明らかにした。事業の評価額は数千億ドル規模とみられ、取締役の過半数を米国人が占める見込み。トランプ大統領が近く取引の承認に向けて、大統領令に署名する見通しだとしている。

韓国 旧統一教会トップ, ハン総裁逮捕 4件の容疑で

韓国の複数メディアは9月23日、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)のトップ、ハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁が4件の容疑で逮捕されたと伝えた。特別検察官は、教団の影響力を拡大するためにユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の周辺に近づこうと、教団幹部に指示して大統領の妻に高級ブランドバッグなどを贈ったとみており、今後の捜査の行方に関心が集まっている。
韓国メディアは、今回の嫌疑について、ハン総裁はいずれも関与を否定したと伝えている。

「2国家共存」推進会議 フランスもパレスチナ国家承認

ニューヨークの国連本部で9月22日、イスラエルとパレスチナとの「2国家共存」による和平を推進する会議が開かれ、前日の英国、カナダ、オーストラリア、ポルトガルなどに続いて、フランスのマクロン大統領もパレスチナの国家承認を発表した。国連における今回の会議に合わせ、およそ10カ国がパレスチナを国家承認するとみられている。

スポーツ庁 新長官に河合純一氏 初のパラリンピアン

スポーツ庁の新しい長官にパラリンピック競泳の金メダリストでJPC(日本パラリンピック委員会)委員長を務める河合純一氏が就任することになった。文部科学省が9月19日発表した。2020年から長官を務めている室伏広治氏の後任。
河合純一氏は静岡県出身。中学生の時、病気で完全に視力を失った。パラリンピックの競泳で6大会連続出場し、金メダル5子を含む合わせて21個のメダルを獲得している。
スポーツ庁長官は初代の鈴木大地氏、2代の室伏氏とこれまでオリンピック金メダリストだったが、パラリンピアンが就任するのは初めて。

今年のイグ・ノーベル賞に農研機構の”シマウシ”受賞

ノーベル賞のパロディーとしてユニークな研究に贈られる今年のイグ・ノーベル賞の受賞者が9月19日発表された。受賞したのは日本の農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)の研究員らのグループ。研究テーマは”シマウマ”ならぬ”シマウシ”。
同グループでは、シマウマが体のしま模様によって血を吸うハエからの攻撃を防いでいるとする研究結果に着目。家畜の黒毛の牛にペイントで白黒の模様を描いて、サシバエやアブを防ぐ効果があるかを調べた。
その結果、しま模様を描いた牛は何も描かなかった牛に比べて、足や胴体に付いたハエの数が半分以下に減った。このほか、首振りや足踏みなどハエを追い払う動作も減ったという。
グループでは、この結果を応用することで、牛のストレスの軽減につながるだけでなく、虫刺されによる感染症を防ぐための殺虫剤の使用も減らせるとしている。

モンゴルで新種の「頭突き恐竜」全身骨格化石発見

岡山理科大学と福島県立博物館が参加した国際研究チームは、2019年にモンゴルのおよそ1億1,000万年前の白亜紀前期の地層から発見した恐竜の全身骨格の化石が、「頭突き恐竜」として知られるパキケファロサウルス類の新種のものと分かったと発表した。
研究チームは「ザヴァケファレ・リンポチェ」と命名した。化石は、これまでに見つかったパキケファロサウルス類の中では最古のもので、体長およそ1m、体重6キロ程度の若い個体と推定される。骨の特徴などから幼いころから頭突きをしていた可能性があるとしている。

コメ平均価格5㌔4,275円 最高値に迫る 新米販売本格化で

農林水産省によると、全国のスーパーで9月14日までの1週間に販売されたコメの平均価格は5キロ、税込みで前の週より120円値上がりし4,275円だった。値上がりは3カ月連続で、今年5月中旬につけた最高値4,285円に迫る水準。ねあがりが続いていることについて、農水省は新米の販売が本格化していることが主な要因とみている。
コメの販売量をみると、産地と品種が単一の銘柄米は78%、備蓄米を含むブレンド米など22%で、銘柄米の割合が前の週より8ポイント高くなっている。平均価格は5キロ、税込みで銘柄米は前の週より9円高の4,353円、ブレンド米」は268円高にの3,993円。

JAXA 金星探査機「あかつき」の運用終了を発表

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月18日午前9時より金星探査機「あかつき」の停波作業を実施し、同探査機の運用を終了したと発表した。あかつきは2010年5月21日に種子島宇宙センターからHⅡAロケット17号機で打ち上げられ、2015年12月に金星周回軌道投入に成功。日本初の地球以外の惑星周回機として8年間以上にわたり、金星大気の観測を継続してきた。