「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

JAXA はやぶさ2の探査予定の小惑星「トリフネ」探査へ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月25日、小惑星探査機「はやぶさ2」が2026年7月に探査予定の小惑星「2001CC21」の名称について、「トリフネ」に決まったと発表した。この名称は日本神話に登場する神で、神が乗る船の名前でもある「天鳥船(アメノトリフネ)」にちなんだ。
小惑星リュウグウの試料を地球に持ち帰ったはやぶさ2は現在も宇宙を飛行。2001CC21は小惑星を識別する記号、最終目的地に向かう途中にある。

万博会場バスルート決定 運賃400円 EV20台運行

大阪メトロは9月25日、2025年大阪・関西万博の期間中に夢洲(所在地:大阪市此花区)で運行するEV(電気自動車)バスのルートと運賃を発表した。会場を回る約4.8kmのコースで、一部の車両は運転手が運転操作しない「レベル4」相当の自動運転で走行する。EVバスは約20台で運行、バス停は6カ所に設ける。運賃は大人、子ども共通で400円(1日券は1,000円)。キャッシュレス決済を想定している。

自民党総裁に石破氏 決選投票で高市氏を逆転 5度目の挑戦

自民党は9月27日、総裁選の投開票を行い、石破茂・元幹事長(67)を第28代総裁に選出した。決選投票で高市早苗経済安全保障相(63)を逆転し、勝利した。石破氏は5度目の総裁選挑戦で結実させた。10月1日に召集される臨時国会で第102代首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。総裁任期は2027年9月30日までとなる。

インドネシア TPPに加盟申請 輸出産業強化し成長加速

インドネシア政府は9月25日までに環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟申請した。アイルランガ・ハルタルト経済担当調整相が同日、TPP事務局の役割を担うニュージーランドに正式にTPPの加盟申請を行ったことを明らかにした。輸出産業を強化し、経済成長を加速させることが狙い。

竹中工務店に「ダ・ヴィンチ賞」創業200年超 老舗企業団体

創業200年を超える老舗企業でつくる国際団体「エノキアン協会」(本部:パリ)は9月25日、今年の表彰企業として竹中工務店(本社:大阪市中央区)に「レオナルド・ダ・ヴィンチ賞」を授与した。ダ・ヴィンチ賞は、文化的価値や固有の技術を保持し、革新を通じて次世代につなぐと判断される企業に贈られるもの。
同協会の総会が9月24〜27日、京都市と奈良市で開かれている。海外企業の約40人を含め総勢約80人が参加。25日は文化庁長官の都倉俊一氏と奈良県出身の映画監督、河瀨直美氏による講演もあった。同協会の日本国内での総会開催は2014年の東京に次いで2回目。

タイで同性婚が法制化 25年1月発効 東南アジア初

タイの官報は9月24日、同性婚を認める「結婚平等法」をワチラロンコン国王が承認し、公布されたと発表した。2025年1月に発効する。タイ政府としては、LGBTQなど性的マイノリティに寛容な国として国際的にアピールする狙いもある。
首相府によると。同性婚の法制化は台湾、ネパールに次いでアジアで3例目、東南アジアでは初となる。

OECD 24年世界成長0.1㌽上方修正 中銀の利下げ見込む

経済協力開発機構(OECD)は9月25日、2024年の世界の経済成長率が前年比でプラス3.2%になるとする最新の経済見通しを発表した。5月の前回予測から0.1ポイント上方修正した。長く続いていたインフレが和らぎ、各国・地域の中央銀行が利下げへ動くと見込んだ。2025年の世界の成長率もプラス3.2%と、引き続き堅調に推移する見通し。
2024年の国・地域別成長率見通しは、米国2.6%、ユーロ圏0.7%、中国4.9%で、日本は通年で0.1%マイナスになると見込んでいる

25年万博記念 1万円金貨と1,000円銀貨のデザイン発表

大阪・関西万博の1万円金貨と1,000円銀貨のデザインが9月24日発表された。1万円金貨は表の面に「ミャクミャク」と、政府が出展するパビリオン「日本館」が描かれている。1,000円銀貨はミャクミャクと虹がカラーでデザインされている。1万円金貨は3万枚、1,000円銀貨は5万枚それぞれ発行される。造幣局が販売する。申し込みは2025年3月6日から3週間程度となっている。大阪・関西万博の記念硬貨は、すでに1,000円銀貨が2度発行されている。