「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

元大関・貴景勝が現役引退 28歳 年寄「湊川」襲名を発表

日本相撲協会は9月20日、元大関で西関脇・貴景勝(28、本名:佐藤貴信、兵庫県出身、常盤山部屋)の現役引退と、年寄「湊川」襲名を理事会で承認し、発表した。今後は常盤山部屋で後進の指導にあたる。
貴景勝は大関在位30場所で、強烈な突き、押しを得意とした。幕内で優勝賜杯を4度(うち大関で3回)手にしている。近年は満身創痍、とくに首の痛みに悩まされ続け、体調が整わず数度にわたる横綱への挑戦に失敗した。28歳1カ月での引退は昭和以降、最高位が大関の力士では2番目の若さ。

中国 日本産水産物輸入の段階的再開へ 調整で日中合意

日中両政府は9月20日、中国による日本産水産物の輸入を段階的に再開する調整に入ることで合意した。国際原子力機関(IAEA)の枠組みのもと、中国を含む第三国の役割を拡充して海水や放出前の処理水の採取を認める。これは日本政府が同日、IAEAとの間で、東京電力福島第1原子 力発電所の処理水のモニタリング(監視)体制を拡充することで合意したことを踏まえたもの。
ただ今回、日中両政府は中国による日本産水産物の段階的輸入の再開へ調整に入ることで合意したものの、中国の輸入再開時期は全く明らかにされていない。

ドジャース・大谷翔平 大リーグ史上初 50本塁打50盗塁達成

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が9月19日のマーリンズ戦で2つの盗塁を決めて51盗塁とした後、2本のホームランを打ち、今シーズンのホームランから50本に到達した。1つのシーズンでホームラン50本、50盗塁を達成したのは大リーグで史上初めての快挙。
この後、大谷は9回に回ってきた6度目の打席で、自身初の3打席連続となる51号ホームランを放ち快挙に”華”を添えた。その結果この日、大谷は6打席6安打10打点を挙げ、ドジャースのポストシーズン進出を決めた。

Adoさん 万博開幕日25年4/13に会場でライブ開催

2025年大阪・関西万博に向け、国際博覧会協会は9月19日、開幕日の2025年4月13日に人気歌手の「Ado」さんが会場でライブを行うことを明らかにし、米国の有力紙ニューヨーク・タイムズに広告を掲載した。国内はもとより、グローバルに25年万博の周知化を図る。
Adoさんは国内外で人気が高く、顔を出さずに活動を続ける歌手。ライブはおよそ1万人を収容できる屋外広場「EXPOアリーナ」で開催するという。Adoさんは「日本から世界中へ、私の愛する日本の文化や音楽の素晴らしさを、私のパフォーマンスを通してたくさんの皆様にお見せできればと思っております」とのコメントを出している。

電動キックボード 24年1〜6月134件, うち17%が飲酒運転

警察庁のまとめによると、電動キックボードが絡む2024年1〜6月の事故が全国で134件発生し、うち231件(17%)が飲酒運転だったことが分かった。飲酒運転は未明の時間帯が目立ち、その割合は自転車や原動機付き自転車と比べ高い。こうした状況を受け、警察は取り締まりを強化する。

国家公務員 24年度秋試験の申込者数17.9%増で過去最多に

人事院によると、2024年秋に実施される国家公務員総合職試験の教養区分の申込者数は前年度に比べて17.9%増の4,734人となり、2012年度の試験開始以降で過去最多となった。このうち女性の申込者数の割合は40.9%を占め、前年度比17%増の1,937人だった。春と秋を合わせた総合職全体でも申込者に占める女性の割合は42.1%で、過去最高だった。

解散か辞職か 兵庫県知事不信任決議案 全会一致で可決

兵庫県議会は本会議で9月19日、斎藤元彦知事の不信任決議案を86人全会一致で可決した。これにより、斎藤元彦知事は10日以内に、県議会の「解散」か「失職」(辞職)を選択することになる。議会解散の判断をしない場合、9月30日に自動失職し、50日以内に知事選が行われる。
総務省によると、1966年以降、不信任決議案を可決された知事が議会を解散した例はなく、解散する場合、全国で初めてとなる。斎藤知事は19日時点では「解散」「失職」「辞職」の決断の時期について、明言を避けた。

中国・深圳市で襲撃された日本人男児が死亡 不安広がる

中国広東省深圳市で日本人学校に通う10歳の男児が刃物で刺された事件で、在広州総領事館は9月19日、男児が同日未明、死亡したと発表した。男児は18日、襲撃、腹部を刺された直後に深圳市内の病院に運ばれ、長時間にわたる手術・治療を受けていた。
深圳市公安局は18日午前8時(日本時間9時)ごろ、同市南山区で44歳の男が刃物で未成年の児童を負傷させたと公表した。男児は日本人学校からおよそ200m離れた歩道で襲われた。親と一緒に登校中だったが、男児だけが刺された。
中国では6月にも江蘇省蘇州市で日本人の母子が切り付けられる事件が発生している。今回の事故を受け、中国における邦人社会に不安が広がっている。