「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

7月の貿易収支6,218億円の赤字 赤字幅前年同月の10倍に

財務省が8月21日発表した貿易統計速報によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6,218億円の赤字だった。赤字は2カ月ぶり。輸出額は前年同月比10.3%増の9兆6,191億円、輸入額は同16.6%増の10兆2,410億円で、輸出額は8カ月連続、輸入額は4カ月連続それぞれ増加した。医薬品や通信機などの輸入額が大幅に増え、赤字幅は前年同月の10倍ほどに拡大した。

最低賃金1,000円超地域 24年度は2倍の16都道府県に拡大

最低賃金が時給1,000円超えの地域が2024年度は16都道府県に拡大することになった。これまで1,000円超地域は東京都や大阪府、愛知県など8都府県に限られていた。2024年度は北海道や広島市など三大都市圏以外が1,000円台の大台に乗った。このことは働く人の立場からは大歓迎だが、人材確保を優先させている感のある地方の中小企業にとっては、人件費負担が重くなる。その分、生産性や効率を高めないと賃上げは定着、持続しない。

横浜市大 新型コロナの重症化に関与する2遺伝子を発見

横浜市立大学の研究グループは8月19日、新型コロナウイルス感染症患者を対象に遺伝子解析を行い、重症化に関与する2つの遺伝子を発見したと発表した。この遺伝子はHLA-DQA1*01:03とHLA-DQB1*06:01の2つのHLA遺伝子で、オミクロン株流行期以前および流行期以降で一貫して重症化に関与していることが確認された。

23年都内訪日客 過去最多1,953万人 消費額コロナ前の2.2倍

東京都のまとめによると、2023年に都内を訪れたインバウンド(訪日外国人)は1,953万8,000人に上った。新型コロナウイルス流行前の2019年のに比べて28.7%増え、過去最多を更新した。また、インバウンドが都内で消費した金額も同2.2倍の約2兆7,586億円だった。
インバウンドのうち、宿泊客は同53.5%増の1,730万5,000人、日帰り客は同42.8%増の223万3,000人だった。

7月の熱中症搬送 全国で4万3,195人, 30都府県で死者62人

総務省消防庁のまとめによると、7月に熱中症により医療機関に救急搬送された人は全国で4万3,195人に上った。昨年7月の約1.2倍で、データがある2008年以降で過去2番目に多かった。また、30都府県で計62人の死亡が確認された。
救急搬送者を症状別にみると、3週間以上の入院が必要な重症者は1,110人、短期入院が必要な中等症は1万4,216人。年齢別では65歳以上の高齢者が2万5,469人で過半数を占めた。都道府県別では東京が4,227人で最多、以下、大阪3,342人、愛知2,950人と続いている。

小林鷹之氏が総裁選出馬を表明「自民党は生まれ変わる」

自民党の小林鷹之前経済安全保障相が8月19日、国会内で記者会見し、9月の党総裁選に出馬すると正式表明した。「自民党は生まれ変わる」「世界をリードする国へ」をスローガンに掲げ、党の刷新を訴えた。また、国民の暮らしを豊かにする「経済」と、国民を守る「安全保障」の重要性を訴えた。このほか、憲法改正については「早期の発議へ向けて最大限の熱量で取り組む」と述べた。
小林氏は49歳で旧二階派だが、脱派閥を掲げ、「旧派閥には一切支援は求めない」と明言した。今回の総参選で記者会見を開き出馬を表明したのは小林氏が初めて。

フォーク歌手 高石ともやさん死去 82歳「受験生ブルース」

フォーク歌手の高石ともや(本名=尻石友也=しりいしともや)さんが8月17日、病気のため亡くなった。82歳だった。後日、お別れの会を開く予定。1966年に「かごのとりブルース」でデビュー。1968年に発表した「受験生ブルース」が大ヒットした。メッセージ性の強い歌詞を取り込み、日本のフォーク音楽シーンをリードした。マラソンやトライアスロンの愛好者としても知られた。

バングラデシュ 学生デモの犠牲者650人に 国連が報告書

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)がまとめた報告書によると、バングラデシュでハシナ政権崩壊に至った一連の学生デモや治安部隊との衝突、混乱による犠牲者が約650人に上っている。これは7月16日〜8月11日の集計分。
ハシナ政権崩壊を受けて、暫定政権を率いるムハマド・ユヌス首席顧問は8月17日、バングラデシュメディアによると、自由で公正な選挙に向けた環境整備に注力する考えを示した。総選挙の実施時期は不明。

松山英樹 男子ゴルフ 米ツアー通算10勝目 失速も粘り快挙

男子ゴルフ、米国の今シーズンのプレーオフ第1戦は8月18日、テネシー州で最終ラウンドが行われ、松山英樹選手が通算17アンダーで優勝し、米国ツアー通算10勝目を挙げ、快挙を達成した。
松山は2位に5打差の単独トップからスタート。余裕のトップ維持かとみられたが、後半”急失速”、しかも一時トップを明け渡す苦しい展開となった。しかし終盤、17番、18番と連続バーディを奪う粘りのプレイを見せ、逃げ切った。