プロ野球・読売巨人軍の選手、監督として活躍し、「ミスタープロ野球」と呼ばれた長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督が6月3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で死去した。89歳だった。
野球選手の枠を超え、老若男女幅広い層で知名度が高く、ファンを魅了した。2004年3月、脳梗塞を発症。それでも懸命にリハビリに打ち込み、回復に努めた。2013年に巨人軍で指導した松井秀喜さんとともに、国民栄誉賞を受賞。2021年秋、野球界から初となる文化勲章を受章した。
「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ
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クロワデュノール 日本ダービー制覇 7,950頭の頂点に
競馬の3歳馬のクラシック第2弾、第92回日本ダービー(東京優駿、G1,2400m芝、18頭出走)は6月1日、東京・府中市の東京競馬場で行われた。1番人気に支持されたクロワデュノール(北村友一騎乗)が2分23秒7で優勝。皐月賞2着の雪辱を果たし、2022年生まれのサラブレッド7,950頭の頂点に立つとともに、1着賞金3億円を獲得した。北村騎手、斉藤崇史調教師はいずれもクラシックレース初制覇。
クロワデュノールは3番手でレースを進め、最後の400m付近で先頭に立ち、中団から脚を伸ばし2着に入った3番人気のマスカレードボールを3/4馬身抑えた。さらに1馬身半差の3着に6番人気のショウヘイが入った。皐月賞馬で2番人気に支持されていたミュージアムマイルは6着に敗れた。
奈良公園「鹿苑」で6/1から60頭余の子ジカを公開
24年60歳以上の労災 最多の4万654人, 9年連続で最多更新
万博外国パビリオン工事費未払い「被害者の会」設立
大阪・関西万博のアンゴラパビリオンの下請け業者間の工事費の未払い状態が続いており、当事者が5月30日記者会見し、このままでは”万博倒産”しかねないと窮状を訴え、「万博工事代金未払い問題被害者の会」を設立したことを明らかにした。
大型工事の場合、規模に応じて建設工事の元請けから、第1次下請けから第5次・6次下請けまであり、工事を担うケースがある。会見した業者によると、3次下請けの大阪の業者から3月と4月の工事費計4,000万円余が支払われていないことが問題になっている。代金の流れをたどると、アンゴラは元請けの建設会社には工事費用の支払いを終えており、元請けの建設会社も支払いを済ませているという。3次下請け業者が、経営の悪化で工事費を支払っていないことが原因だ。その結果、以後の下請けには自力で資金の調達ができなければ、支払いができないというわけだ。
未払い被害者の業者は、開幕に間に合わないということで、今年2月に急遽、応援依頼を受けた。国家プロジェクトの一部に携わるとの「誇りを持って、何とかしようとの思いで、ほぼ連日夜勤を含めて働いてきた」という。「その結果がこれ。こんな仕打ちはひどい」と怒りの声。
会見した業者のもとには、共に下請けで入った仲間から「家賃を滞納している」とか「生まれたばかりの子どもの生活費はどうなるのか?」など支援を求める嘆きの声が届いている。
米国 党と関係する中国人留学生のビザ「積極取り消し」
米国際貿易裁「大統領権限逸脱」相互関税差し止め命令
米国際貿易裁判所は5月28日、トランプ米大統領が発動した「相互関税」など一連の関税措置について、「違法であり無効」と指摘し、恒久的な差し止めを命じた。大統領の権限を逸脱しているとし、10日以内に関税を停止するための行政命令を出すようトランプ政権に求めている。政権側は判決を不服として控訴した。最終的に訴訟が連邦最高裁判所で争われる可能性もある。
判決文によると、政権が発動した関税のうち、差し止めの対象となるのは国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく措置。政権が貿易赤字の是正を目的に、ほぼすべての国・地域からの輸入品に課した相互関税のほか、合成麻薬フェンタニルの流入を阻止する名目で導入されたカナダ、メキシコ、中国に対する追加関税が該当する。
国際貿易裁は「米国憲法では、関税などを課して徴収する権限は原則として議会が有する」「IEEPAはこのような際限のない権限を大統領に与えていない」とし、一連の関税措置は無効だと指摘している。
経団連会長 筒井氏就任「賃上げ持続には企業の生産性向上」
経団連は5月29日、定時総会を開き十倉雅和会長(74)が退任し、後任に日本生命保険の筒井義信前会長(71)が就任した。筒井氏の任期は2期4年で、初の金融機関出身者となる。
筒井氏は総会の挨拶で「イノベーション(革新)」「税・財政・社会保障」など5分野に重点的に取り組む方針を改めて打ち出した。「労働改革」については、人材の流動化や裁量労働制の積極導入など、国に対して労働法制の見直しを求めていく考えを示した。そのうえで、同氏は「賃金の引き上げを持続可能なものにするには、企業の生産性の改善と向上が伴わなければならない」と強調した。
新たな副会長にはトヨタ自動車の佐藤恒治社長(55)、コマツの小川啓之会長(64)、富士通の時田隆仁社長(62)、みずほフィナンシャルグループの木原正裕社長(59)の計4氏が就いた。